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サムスンが一発攻勢で1勝2敗に 侍ジャパン井端監督の前で代表選手が大アーチ<韓国シリーズ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
5回にソロホームランを放った韓国代表のキム・ヨンウン(写真:サムスンライオンズ)

KIAタイガース(公式戦1位)の2勝で迎えたサムスンライオンズ(2位)との韓国シリーズ第3戦は、サムスンが地元テグで一発攻勢を見せて4-2で勝利。1勝2敗として一矢を報いた。

試合はサムスンのデニー・レイエス、KIAエリック・ラウアー両先発投手が好投する中、サムスンが3回表、8番イ・ソンギュの左中間へのソロホームランで先制した。

サムスンは5回にもプレミア12で韓国代表入りしている7番キム・ヨンウンが、大きく放物線を描くソロ弾をライトに放り込み2-0とした。

追うKIAは6回に4番チェ・ヒョンウが適時打で1点を返すも、サムスンは7回裏、KIAの3番手投手チョン・サンヒョンから5番キム・ホンゴン、6番パク・ピョンホが連続ホームラン。4-1とリードを広げた。

KIAは8回に3番キム・ドヨンの適時打で1点を挙げるも、サムスンの4本のソロホームランには及ばなかった。サムスンの先発レイエスは7回5安打1失点と好投した。

第4戦は26日14時からテグサムスンライオンズパークで行われる。韓国シリーズは7試合4戦先勝制。1、2、5、6、7戦をクァンジュ、3、4戦をテグで行う。

◆「侍・井端監督、吉見コーチが視察」

11月のプレミア12で野球日本代表・侍ジャパンを率いる井端弘和監督と吉見一起投手コーチが、韓国シリーズ第3戦を観戦した。日本と韓国はオープニングラウンド同組(グループB)で今回の訪韓は視察が目的。

井端監督は「(韓国は)下位打線でもホームランが打てる選手がいる。代表には小技を使える選手も入っているので、バランスの取れたチームになるのでは」と話した。

また吉見投手コーチはKIAの3番で代表でも打線の中心的役割を果たすキム・ドヨンについて、「インコースをさばくのが上手い」と印象を話した。侍ジャパンは29日から宮崎で秋季キャンプを行う。 

試合前にKIA中村武志バッテリーコーチと談笑する、侍ジャパン井端弘和監督と吉見一起コーチ(右から。写真:ストライク・ゾーン)
試合前にKIA中村武志バッテリーコーチと談笑する、侍ジャパン井端弘和監督と吉見一起コーチ(右から。写真:ストライク・ゾーン)

⇒ ポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

映像:キム・ヨンウンのホームラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇10月25日(金)の結果

・韓国シリーズ 第3戦

 サムスン 4 - 2 KIA(テグ)

 勝:レイエス

 敗:ラウアー

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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