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ソフトバンクOBのイ・ボムホ監督が就任1年目でV KIAが7年ぶり12度目の韓国シリーズ制覇

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
写真:KIAタイガース

韓国シリーズ第5戦はKIAタイガース(公式戦1位)がサムスンライオンズ(2位)に7-5で勝利。対戦成績を4勝1敗として7年ぶり12度目(前身のヘテタイガースを含む)の韓国シリーズ制覇を果たした。

試合はKIAの先発、エースのヤン・ヒョンジョンが3回までに3本塁打5失点を喫するも、KIAは3点を追う5回裏に6番チェ・ヒョンウのソロホームラン。押し出し四球と相手投手の暴投で5-5の同点とした。

6回には第4戦で満塁ホームランを放った8番キム・テグンの内野安打で6-5と勝ち越しに成功した。

KIAを率いるのは現役時代に国際大会でも打棒を発揮し、2010年にはソフトバンクに在籍したイ・ボムホ。10球団の中で最も若い42歳の指揮官が就任1年目で頂点に立った。

(関連記事:ソフトバンクOBイ・ボムホ監督のKIAが公式戦制覇 就任1年目で韓国シリーズへ

⇒ ポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「中村武志コーチ2度目のV」

KIAには中村武志バッテリーコーチが在籍。中村コーチは2015年から4年間KIAでコーチを務め、中日でのコーチ生活などを経て今季6年ぶりに復帰した。同コーチは2017年にもKIAで優勝を経験している。

24日の韓国シリーズ第3戦を視察に訪れた侍ジャパン井端弘和監督(写真中)、吉見一起コーチ(左)と談笑する中村武志コーチ(写真:ストライク・ゾーン)
24日の韓国シリーズ第3戦を視察に訪れた侍ジャパン井端弘和監督(写真中)、吉見一起コーチ(左)と談笑する中村武志コーチ(写真:ストライク・ゾーン)

敗れたサムスンは7月に育成コーチから配置転換になった立花義家コーチが打撃部門を担当。立花コーチは来季、古巣西武で1軍打撃コーチに就任するため、事実上退団が決まっている。

映像:KIAの5回裏の同点シーン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇10月28日(月)の結果

・韓国シリーズ 第5戦

 KIA 7 - 5 サムスン(クァンジュ)

 勝:クァク トギュ

 敗:イ サンミン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「SSGが薩摩川内で若手キャンプ」

SSGランダーズは10月30日から約1カ月間、例年通り鹿児島県薩摩川内市の運動公園野球場で若手育成目的の秋季キャンプを行う。一軍首脳陣8人と来季の新人4人を含む24選手が参加。日本人コーチでは芹澤裕二バッテリーコーチが指導を行う。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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