最後の「50盗塁デュオ」は何年前!? この2人は開幕2試合で計7盗塁を決め、失敗はゼロ
開幕から2試合を終え、ボルティモア・オリオールズのチーム盗塁は、早くも二桁に達した。1試合目も2試合も5盗塁を決め、失敗はまだない。
ホルヘ・マテイオが4盗塁(2盗塁&2盗塁)、セドリック・マリンズは3盗塁(2盗塁&1盗塁)。彼らの他に、3人が1盗塁ずつだ。
昨シーズン、マテイオとマリンズは、35盗塁と34盗塁を記録し、ア・リーグのトップ2に位置した。マリンズは、2年連続30盗塁以上。2021年は30-30――どちらもジャスト30――を達成している。
彼らは、30盗塁デュオを再び結成するだけでなく、40盗塁デュオや50盗塁デュオとなるかもしれない。昨シーズンの場合、開幕2試合は計1盗塁。マリンズのシーズン初盗塁は、3試合目だった。
最後の40盗塁デュオは、今から10年前。2013年のジーン・セグーラ(現マイアミ・マーリンズ)とカルロス・ゴメスだ。ミルウォーキー・ブルワーズでプレーした2人は、44盗塁と40盗塁を記録した。
50盗塁デュオは、32年前まで遡る。1991年のモントリオール・エクスポズで、76盗塁と56盗塁のマーキス・グリッソムとデライノ・デシールズが最後だ。
ちなみに、2013年のセグーラとゴメスは、盗塁ランキングのナ・リーグ2位と4位。1991年のグリッソムとデシールズは、ナ・リーグ盗塁王と3位だった。
また、マテイオとマリンズを含め、オリオールズの選手が計300盗塁以上を記録すれば、1985年に314盗塁のセントルイス・カーディナルス以来となる。今世紀に入ってから、200盗塁以上のチームは、2007年に200盗塁のニューヨーク・メッツしかない。
シーズンは始まったばかりだが、盗塁の増加には、新ルールの「追い風」が吹いている。それについては、こちらで書いた。