【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part 266:八方美人は褒め言葉?!他
みなさん、こんにちは~!
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
今回も、韓国ドラマ好き・韓国好きのみなさんに楽しんで頂ける内容を盛りだくさんでお届けしていきたいと思います!
そして、このシリーズをはじめて読んでくださる方にも、韓国や韓国ドラマに興味を持ってもらえたら嬉しいです^^
さてさて、毎回、韓国ドラマのなかに出てくる不思議を取り上げ、その理由や韓国の文化・社会事情を一緒に紹介しているこのシリーズ。今日はどんな不思議が出てくるのでしょうか?!気になりますよね~?
それでは、さっそく見ていきましょう~!
「漢字も使われるけど、実は読めない人が多い?!」
韓国で使われている文字といえば、みなさんお分かりですよね?
そう、「ハングル」です!
中国語は漢字が使われているので、読めなくてもなんとなく意味を想像できたりしますが、ハングルは読み方が分からないと、なんだか不思議な文字に見えてしまいますよね笑
でも、昔は韓国でも漢字が使われていたんですよ!
ただ、現在は漢字を使うことがほとんどなく、読める人は少なくなっています。
ドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のなかでも、トッケビことキム・シンが亡くなった臣下や親族の名前を漢字で灯篭に書いて飛ばすシーンが出てきました。
しかし、この灯篭に書かれた漢字をパッと見て何と読むのか分かるという韓国人は、実は少ないんですね。
このシーンに出てくるように名前に漢字が使われることは今でもよくありますが、現在はハングルで表記されることが多いんです。
なので漢字が読めなくても、日常生活で困ることは滅多にありません。
今ではすっかり定着しているハングルですが、ハングルが使われるようになる以前は漢字で読み書きがおこなわれていました。
韓国の時代劇を見ていても、書物や書状はすべて漢字で書かれていますよね。
しかし、漢字を読み書きできるのは、学問を学ぶことのできる富裕層や身分の高い一部の人間だけでした。
当時の多くの庶民にはなかなか普及していなく、漢字の読み書きは難しいものだったんですね。
そこで、李氏朝鮮第4代王である世宗は、誰もが容易に読み書きできる文字を作ろうと立ち上がり、ついにハングルのもとになる文字が誕生しました!
世宗が民のためを思って作ったこの文字は、その後広く普及し、現在使われているハングルにつながったというわけなんですね。
ちなみに韓国では、公布したその日を記念し、毎年10月9日は「ハングルの日」としています。
ハングルのもととなる文字を作った偉大なる王、世宗はドラマにもよく登場しています。
「ポンダンポンダン 王様の恋」というドラマのなかでも、訓民正音が作られるまでの道のりや当時の世宗の心情が描かれていますよ。
ドラマを通して、ハングル誕生ヒストリーに触れてみてはいかがでしょうか~?
それでは、次にまいりましょう~!
「八方美人は褒め言葉?!」
日本には「八方美人」という言葉がありますよね。
この八方美人という言葉に対して、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
嫌われないように誰にでもいい顔をする、四方八方に対して如才ない人付き合いをする、人の意見に同調しやすいなど、どちらかというとあまりいい意味では使われない印象があるかと思います。
しかし、韓国では反対に褒め言葉として使われるんです!
韓国語でも、漢字では日本語と同じく「八方美人」と書いて、ハングルでは「팔방미인(パルバンミイン)」と書きます。
韓国では、八方美人は「四方八方どこから見ても欠点のない美しい人」という意味で使われているんですよ!
これはただ見た目が美しいという意味だけではなく、内面的にも美しく、さらに「あらゆる分野で活躍できる有能な人」のことを表すときに使われる言葉です。
日本の場合だと、非難する意味合いを含んで使われることが多い「八方美人」ですが、韓国では逆に好意的な表現として使われているんですね。
同じように漢字で「八方美人」と表記するので、意味もきっと同じなんだろうと思いきや、まさか正反対の意味になってしまうとは…!驚きですね!
もし、韓国の人に「팔방미인(パルバンミイン)/八方美人」と言われても、ショックを受けることは全然ないんですよ笑
「どこから見ても欠点のない美人・有能な人」なんて、これ以上ないくらいの褒め言葉だと思いませんか~?!一度でいいから言われてみたいです笑
いかがでしたか?
韓国でも漢字はあったのに、現在ではほとんど読める人がいないというのは、ちょっと意外な感じがしますね!
そして、まったく同じく「八方美人」と書くのに、日本と韓国では正反対の意味で使われているというのも不思議です。
このような日韓の言葉の違いを発見できるのも楽しいですね。
それでは、また次回も面白くてためになる韓国ドラマの不思議をお届けしていきたいと思います!
どうぞお楽しみに~^^