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カワサキワークスも登場!鈴鹿8耐合同テストで今年の勢力図が明らかになる?

辻野ヒロシモータースポーツ実況アナウンサー/ジャーナリスト
カワサキワークスから参戦するレオン・ハスラムとジョナサン・レイ

7月28日(日)に決勝レースを迎える真夏の耐久レース「鈴鹿8時間耐久ロードレース・第42回大会」に向けた公開テスト走行が6月3日(月)、4日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)で実施される。鈴鹿サーキットが発表した参加チームリストには今年18年ぶりにワークス参戦となる「Kawasaki Racing Team」の名前もある。

ジョナサン・レイがいきなり驚速を見せるか?

例年6月開催の鈴鹿8耐テストには国内のプライベートチームが参加し、各メーカーのトップチームは参加を見合わせるケースが多い。しかし、今年の鈴鹿8耐は各メーカーのトップチームがテスト制限の規定で7月にほとんどテスト走行することができないため、6月の1ヶ月間でいかにマシンを仕上げるかが8耐本番を優位に戦う鍵となり、ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキのトップチームがこぞって参加することになった。

全日本JSB1000で速さを見せるホンダワークス「Team HRC」は今年の鈴鹿8耐の軸となるポテンシャルを見せるか?
全日本JSB1000で速さを見せるホンダワークス「Team HRC」は今年の鈴鹿8耐の軸となるポテンシャルを見せるか?

まだライダーラインナップを発表していないチームは最終的なオーディションの段階に入っており、鈴鹿8耐参戦に名乗りをあげていなかった意外なライダーが公開テストの鈴鹿に顔を見せる可能性がある。とはいえ、6月2日(日)の週末はMotoGPがイタリアで開催されるため、MotoGPライダーの参加は現実的には不可能。ただ、スーパーバイク世界選手権に関しては6月9日(日)のスペインラウンドを前にタイトなスケジュールながら、同選手権に参戦するライダーが公開テストに参加する可能性が高い。

そんな中で3人共にスーパーバイク世界選手権のライダー、ジョナサン・レイレオン・ハスラムトプラック・ラズガットリオーグルを起用するカワサキワークス「Kawasaki Racing Team」は6月に2戦のレースがあるため、まずはこの公開テストに参加してライダー達のファーストインプレッションを聞こうというところだろう。今回のテストにはホンダワークス「Team HRC」、ヤマハワークス「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」も参加するため、ワークスマシンがコースを共有する中でカワサキのトップライダーがフィーリングを伝えることで、いよいよ8耐に向けた戦いが本格化していくことになる。

また、カワサキはライダーだけでなく、チームクルーのラインナップがどうなるかも注目ポイント。昨年同様「Kawasaki Team Green」のメンバーを加えた布陣なのか、それとも様変わりした海外メンバー中心のラインナップなのか、その部分も含めて見ていくと面白い。

8耐テスト参加チーム

7月の公式合同テストとは違い、6月は3日(月)がホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキの4メーカー合同テスト、そして4日(火)がタイヤメーカー合同テストで、あくまでプライベートテストの扱いとなる。つまりはバイクメーカー、タイヤメーカーが合同で鈴鹿サーキットを貸し切って行うテスト走行だ。そのため、鈴鹿8耐には参戦せず、全日本ロードレース選手権JSB1000だけに参戦するチームもコースを共有することになる。

6月3日(月)

4メーカー合同テスト参加チーム

・AKENO SPEED・YAMAHA

・au・テルル MotoUP RT

・Baby Face

・H.L.O RACING

・Honda Dream RT 桜井ホンダ

・Kawasaki Racing Team

・KRP三陽工業&RS-ITOH

・KYB MORIWAKI RACING

・MobiusGreen YAOKAWASAKI

・MotoMap SWAT

・NCXX RACING

・S-PULSE DREAM RACING・IAI

・Team ATJ

・Team HRC

・TEAM KODAMA

・TEAM MF & Kawasaki

・Team WITH 87 KYUSHU

・TK SUZUKI BLUE MAX

・WEBIKE TATI TEAM TRICKSTAR

・YAMAHA FACTORY RACING TEAM

・YAMALUBE RACING TEAM

・チーム阪神ライディングスクール

・ヨシムラスズキMOTULレーシングチーム

※変更の可能性あり

6月4日(火)

タイヤメーカー合同テスト参加チーム

・8810R

・ADVANCE MC&FOC CLAYMORE

・AKENO SPEED・YAMAHA

・au・テルル MotoUP RT

・Baby Face

・BANNER RACING DUCATI OSAKA EAST

・CLUBNEXT & MOTOBUM

・DiREX

・DOG HOUSE

・EPS Racing / Garage L8

・H.L.O RACING

・Honda Dream RT 桜井ホンダ゙

・Honda EG Racing

・Honda QCT明和レーシング

・Honda鈴鹿レーシング

・HondaブルーヘルメットMSC

・HondaブルーヘルメットMSC熊本

・Honda浜友会浜松エスカルゴ

・Honda緑陽会熊本レーシングEWC

・ICU

・IWATA RACING FAMILY

・Kawasaki Racing Team

・KRP三陽工業&RS-ITOH 

・KYB MORIWAKI RACING

・MobiusGreen YAO KAWASAKI

・Office Yu1

・S-PULSE DREAM RACING・IAI

・SWAT

・Team de"LIGHT

・TEAM SUGAI RACING JAPAN

・Team ATJ

・TEAM FRONTIER

・Team HRC

・TEAM KODAMA

・TEAM MF & Kawasaki

・Team WITH 87 KYUSHU

・TERAMOTO@J-TRIP Racing

・TK SUZUKI BLUE MAX

・TONE RT SYNCEDGE 4413

・WEBIKE TATI TEAM TRICKSTAR

・YAMAHA FACTORY RACING TEAM

・YAMALUBE RACING TEAM

・Zaif NCXX RACING

・Zaif NCXX RACING & ZENKOUKAI

・エッチングファクトリー

・立秋モータース

・チーム阪神ライディングスクール

・東海オート

・ヨシムラスズキMOTULレーシングチーム

・山科カワサキ

・浜松チームタイタン

※変更の可能性あり

テスト走行は今年の鈴鹿8耐の観戦券が入場無料で楽しむことができる。鈴鹿8耐に向けたニュースが数多く発信される2日間になりそうだ。

鈴鹿8耐公式ウェブサイト

モータースポーツ実況アナウンサー/ジャーナリスト

鈴鹿市出身。エキゾーストノートを聞いて育つ。鈴鹿サーキットを中心に実況、ピットリポートを担当するアナウンサー。「J SPORTS」「BS日テレ」などレース中継でも実況を務める。2018年は2輪と4輪両方の「ル・マン24時間レース」に携わった。また、取材を通じ、F1から底辺レース、2輪、カートに至るまで幅広く精通する。またライター、ジャーナリストとしてF1バルセロナテスト、イギリスGP、マレーシアGPなどF1、インディカー、F3マカオGPなど海外取材歴も多数。

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