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ソロ温泉におすすめ! 暑い日に入りたい「天然のひんやり炭酸泉」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

厳しい残暑が続く中、入浴すると最高に気持ちいいのが天然の「炭酸泉」。

スーパー銭湯では全身がシュワシュワと泡に包まれる「人工炭酸泉」の湯船が人気だが、じつは天然の炭酸泉も存在する。

炭酸ガスは泉温が高くなると飛んでしまうので、だいたいが暑い季節にうれしい「ぬる湯」。しかも、全身を包むアワアワが弾けたときの清涼感はたまらない。

玉梨温泉・せせらぎ荘(福島県)

天然の二酸化炭素泉は、長湯に最適な38.5度。3分もすると体中が小さな炭酸ガスの気泡で包まれる。いっしょに入浴していた子どもが「アワ、アワ、アワ~♪」と陽気に歌いだすほどの気持ちよさ。

増富温泉・増富の湯(山梨県)

ラジウム温泉(放射能泉)としても有名で、湯治客も多い静かな温泉地。気軽に日帰り入浴できる「増富の湯」は、25度・30度・35度・37度の4つの湯船が並び、自分に合った泉温を選べる。泡付きは多くはないが、本格的な二酸化炭素泉を堪能できる。現在休業中。

長湯温泉・ラムネ温泉館(大分県)

世界屈指の炭酸泉として有名な長湯温泉にある日帰り入浴施設。2種類の源泉が楽しめるが、正真正銘の二酸化炭素泉は、32度の源泉がかけ流された露天風呂に注がれる。アワアワに包まれながら長湯を楽しめる。

筌ノ口温泉・山里の湯(大分県)

高濃度の炭酸泉が楽しめる温泉施設。約38度の源泉は体中にびっしりと気泡がつき、私の知るかぎり全国でも1、2位を争うレベル。気泡がつきにくい手のひらまで泡でびっしりとなる湯はめったいにない。炭酸泉ならではの清涼感で、夏に最適。

二本木温泉・二本木の湯(長野県)

13度の冷泉なので加温・循環しているにもかかわらず、泡付きの量は全国トップレベル。湯口からは、鉄分も豊富に含んだ二酸化炭素泉が注がれる。アクセスの悪い山間にある湯だが、温泉通はわざわざ足を運ぶ名湯。

高橋一喜|温泉ライター
386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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