【京都市東山区】緑あふれる隠れ家的ミント専門カフェは、ミントへの認識が180度変わるおいしさです
祇園の京都ゑびす神社の西側入り口から、南北の通りを北に20mほど歩いたところにある、「cafe grayish green」。
こちらのカフェではかわいいパフェを提供されており、特に期間限定パフェが人気で遠くから毎月通う常連のお客様や、Instagramを見たイギリスや中国などの海外からのお客様もいるほどです。
店内は2人掛けのテーブルが4卓とカウンター席が3席あります。白とミントグリーンで統一された店内は、優しく爽やかな雰囲気です。
熱狂的なファンがいる理由の一つが、こちらのお庭に植えられたミントです。こちらのカフェはミント専門カフェで、メニューのほとんどにミントが使われています。
ミントというとスペアミントやペパーミントを思い浮かべますが、ミントの種類は600種類以上あり、中にはアップルミントやパイナップルミントのようにフルーツの香りもするものあります。
イラスト入りの手書きのメニューがとてもかわいいです。通年のメニューもありますが、期間限定のメニューも多いので、行くたびにメニューを見るだけでも楽しいです。
ゴルゴンゾーラとミント香るカルボナーラのセットを注文しました。グリーンサラダには生ミントが入っているのですがおだやかな風味で、噛んでやっと「ミントがかすかに香ってくる」という感じなので、サラダにこれほど合うとは思ってもみませんでした。
メインのゴルゴンゾーラとミント香るカルボナーラと自家製パンです。一口目はミントを避けて食べたのですが、ベーコンの香ばしさとゴルゴンゾーラのこってりとした味わいがおいしいです。
2口目に卵を割ってミントと和えて食べてみたのですが、これがすごくおいしいです!生ミントがハーブとしてのさわやかさをほんのりと加え料理を引き立てていて、本気でミントの追加ができるか聞いてみたくなりました。
自家製パンはお店のオープン時間に合わせて焼かれるので、ランチタイムに焼いて間もない状態で食べられます。材料や製法にこだわられたパンは、ふわふわとしてきめが細かく、噛むと小麦の甘みを感じられて、こちらもおかわりをしたくなりました。
食後のミントティーとデザートです。バタフライピーティーにミントが入っており、見た目にも涼しげなドリンクになっています。デザートはミントのムースにブルーベリーのコンポートがのっており、甘さ控えめで食後でもぺろりと食べてしまいました。
一番のお目当てのパフェも追加注文してしまいました。こちらは期間限定の青リンゴのパフェなのですが、11種類もの素材が使われており、上から順に食べるごとに違うおいしさが味わえます。パフェだと素材が混ざりがちですが、1品ずつ食べることにより、より素材の個性が感じられます。
店主さんにうかがってみたところ、砂糖は極力控えたり、素材ごとの形状や相性を考えたりと、パフェには10や20では足りないほどの工夫がたくさん詰め込まれていて、こだわりの逸品であることがうかがえます。
ミントというと強い清涼感があるというイメージですが、ミントはバジルと同じシソ科で、日本でいう「薬味」の一面もあるということが、こちらのカフェですごく感じられました。特に生ミントはおだやかな風味で、ミントに対しての印象が180度変わること間違いなしです。
とても居心地の良いお店で「立地が隠れ家っぽいけど、もっと人気があってもいいのでは?」と思っていたのですが、お店は店主さんお一人でされているということで、たくさんお客様が来られても対応できないので申し訳ないからと、テレビ取材などは断られているそうです。
(筆者は取材・記事の掲載許可をいただいております。)
土日は予約で満員ということも多いので、予約して行ってみてくださいね。
【店舗情報】
cafe grayish green
〒605-0811 京都府京都市東山区小松町164
営業時間:11:00~17:00
定休日:火・水・木曜日
(不定休・変則営業・予約のみの日あり。Instagramにて翌月の営業日を告知されます)
Instagram:@mnt__kyoto