【京都市山科区】台風の備えは大丈夫? 防災の日に合わせて台風の際の備えや避難時の注意をまとめてみた
2024年8月31日から9月2日にかけて台風10号が近畿地方を通過すると、気象庁が予想しています。
山科区は過去に河川の氾濫が合ったり、2023年の台風では北花山付近で停電が起きたりと被害がありました。
台風への対策は京都市消防局の「台風への備え」のサイトでまとめられていますが、防災の日の9月1日を控えて情報をピックアップ・補足情報を追加してみました。
1.家の周りの整理・整備をしておく
・鉢植えや置き傘などは飛ばされる可能性があるので、家の中に入れるか飛ばないように固定する。自転車も倒れる可能性があるので注意です。
・窓は雨戸を閉める。雨戸がない場合はカーテンを閉めて、飛来物で窓ガラスが割れた際の対策をする。
・窓の鍵を閉める。窓は基本開けない。屋根があり雨が振り込まない場合でも、強風や突風が吹きこんでくるため危険。
・不用意に外に出ない。台風の目では雨や風が一時的に弱まりますが、数十分~数時間で暴風圏に戻るため、短時間でも外に出ない。
2.家の中で備える
・避難勧告が出た際の避難時の持ち出し用リュック・レインコートなどを用意する。避難先や家族間の連絡先も確認しておく。
・停電に備えて懐中電灯を用意する。スマホとモバイルバッテリーは充電しておく。冷房が使えなくなるので、バッテリー式の扇風機があればなお良い。
(関西電力配線のサイトで停電情報・復旧状況が確認できます)
・断水に備えて飲み水を確保する。生活用水用に浴槽に水を貯めておく。断水時は水洗トイレが通常使用できないため、バケツで6リットルの水で流す必要があります。
(参考:LIXIL「断水時・給水制限時にトイレを流す方法」)
・災害用ポータブルトイレがあれば用意しておく。ない場合は携帯用トイレ、ペットシート、猫の砂、大人用おむつなどで代用。処理用の黒色のビニール袋があればなお良い。
・非常食や缶詰など、加工・加熱調理しなくてもよい食料を用意する。特に停電した場合は熱中症の危険性が高くなるため、水を多めに用意する。必要ならば手作りのスポーツ飲料も併用する。
(参考:ポッカサッポロ レシピ「手作りスポーツドリンク」)
・窓の締め切りによる室内の温度上昇・湿度上昇により、熱中症の危険性が高まるので湿度を下げるため冷房を使う。
熱中症は温度よりも湿度の方が影響があり、温度が低くても湿度65%を超えると熱中症の危険性が高まります。
(参考:環境省「熱中症予防サイト」)
3.避難する場合
・長袖・長ズボン・運動靴で、ヘルメットや帽子などをかぶる。長靴は中に水が入ると重みで歩けなくなるため不可です。
(参考:気象庁「台風接近、上陸時に避難するときは」)
・氾濫時にはマンホールのふたが逆流した水で外れている場合があるので、杖や傘などで地面があることを確認しながら進む。
・避難時にはガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落としておく。家屋が水害にあった際、ガス漏れや漏電の2次被害により火災の可能性があるため。
・避難場所に行くことが困難・自宅での安全が確保できる場合には、避難場所までの経路が危険な場合もあるため、あえて在宅避難を選択肢に加える。
(参考:京都市防災ポータルサイト「自分の家の危険度を知ろう」)
台風シーズンを控えていま一度確認してみてくださいね。