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大谷はオズーナとの差を5本塁打に広げ、3打点差に縮める。アライズは5打数4安打で打率トップに浮上

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Aug 28, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月28日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、4打数2安打、1打点、2盗塁を記録した。1安打目は、1回裏の先頭打者ホームランだ。

 シーズン全体のホームランと盗塁は、どちらも42。ホームランは、ナ・リーグ2位のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)との差を5本に広げた。

 この日、オズーナは、ホームランだけでなく、打点もなし。98打点はナ・リーグ1位のままだが、2位の大谷との差は3打点となった。

 ちなみに、大谷は、盗塁もナ・リーグ2位に位置している。ただ、こちらは、トップのエリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)と19盗塁の差がある。

 また、オズーナは、3打数1安打により、打率を.308から.309としたが、順位はナ・リーグ1位から2位に。ルイス・アライズ(サンディエゴ・パドレス)が5打数4安打を記録し、オズーナを上回った。アライズは、前日までの打率が.305、この日を含めた打率は.310だ。

 8月28日を終え、シーズン20本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 8月28日にシーズン28本目のホームランを打った3人、ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)、ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)のうち、アルバレスは、試合が始まる前の時点では、シーズン25本塁打だった。四球とシングル・ヒットに続き、3打席続けてホームランを打った。

 アルバレスの1試合3本塁打は、2019年8月10日と2022年9月16日に続き、通算3度目だ。この回数は、2019年以降においては、誰よりも多い。アルバレスは、2019年6月にメジャーデビューした。

 また、今シーズンの1試合2本塁打以上は5度目。こちらは、ホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)の6度に次ぎ、2番目に多い。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)、タイラー・オニール(ボストン・レッドソックス)の3人と並んだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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