今週末から強烈寒波 関東も雪の可能性
今週末は、強烈な寒波が日本列島にやってきます。特に九州など西日本で厳しい寒さとなり、大雪となる所もありそうです。関東も、23日(土)は一時的に雪の降る可能性があります。
関東、土曜の夕方前~夜に雪の可能性
23日(土)は、東日本の南海上を低気圧が通過します。この影響で、関東甲信では夕方前~夜を中心に、雪の降る可能性が出てきています。
今回は低気圧があまり発達せず、降水量が多くないため、18日(月)ほどのまとまった雪になることはありません。
関東平野では、ほとんど降らないまま終わる所もありそうですが、うっすら積もる可能性は考えて、念のための備えはしておきたいところです。
西日本・沖縄にとってかなりの寒波
今回、「数十年に一度の寒波」などと言われていますが、これは「九州など西日本・沖縄にとって」という意味です。
今週末~週明けに寒波の向かう先が、西に偏っているため、特に西日本で影響が大きくなり、沖縄で雪の可能性も出てきている状況です。
西日本では地元の細かな気象情報を確認し、停電しても暖をとれる備えや、水道管凍結の対策などをお願いします。
来週からはまた暖冬傾向戻る
この冬は日本付近で暖気が強く、寒波の南下しづらい状況が続きましたが、その間、シベリア方面では寒気がどんどん蓄えられ、強さを増した面があります。
暖冬だから生まれた強烈な寒波、と言えるかもしれません。
寒波には、持久走型と短距離走型があります。前者は一週間単位で大雪が降り豪雪をもたらすこともあり、後者は短時間・期間ながらも突発的な大雪をもたらすことがあります。
今回は後者で、来週なかば以降は、寒波が抜けて、また暖冬傾向が戻ってきます。ただ、この流れだと、2月も急に短距離走型の寒波が、何度かやってくることはありそうです。