【もうやめたい】毎日子どもを叱ってしまい自分を責めている親御さんへ!幼児教育講師おすすめの思考法!
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
皆さんはお子さんを叱ってしまったことを後悔したことがありますか?
幼児教育の講師をやっているとそういったご相談は本当に多いです。
叱りすぎないということはきっと多くの方にとってとても難しいことなんだろうと、ここ最近ずーっと考えていたら、あることが浮かんできたので今日はそれを皆さんにシェアしたいと思います。
もちろん叱ることが必要な場面もありますので、今回はあくまで必要ないのにイライラして無意味に叱ってしまうというケースの話だと思って聞いてもらえると嬉しいです。
以前出したアンガーマネジメントや子どもの叱り方に関する記事もぜび参考にしてみてください。
【子育ての天秤思考】
天秤思考とは簡単に言えば、いろんな選択肢に対して「どっちがマシか?」と考える方法として私が勝手に作った言葉です。
子育てにおいてイライラしてしまう理由の一部には、いろんな理想やこだわりが生んでいるものがあると思います。
例えば「子どもにお菓子をあげすぎるのは良くない」これは子どもの成長の面を考えて学んでいる方であれば、当然と感じることかもしれません。
ですが、一方で日々子どものわがままな行動にイライラしているときにお菓子を渡せば子どもは静かにしてくれて、怒らないで済むかもしれないですよね。
つまり、子どものわがままに対して
・イライラして叱るか
・お菓子でその状況を回避するか
という2択を天秤にかけるわけです。
もちろん実際にはもっとたくさんの選択肢があって、皆さんは日々なるべく最悪な選択を取らないで済むような引き出しを探して勉強されていると思うのですが、どちらかを取ればなにかを妥協しないといけないという場面は非常に多いと思います。
なにが言いたいのかというと『子どもにとってより良い教育を』と常日頃考えている方は、「こっちの方がまだマシ」という考え方をちゃんと持っておかないと息苦しくなってしまうよね。ということなんです。
【天秤思考の方法】
まずは、子どもの健やかな成長のためにできる大人のベストな対応はなにか。
皆さんそれぞれが学んだ中での『自分の理想像』を道標として上に置いておきます。
次に『これだけは絶対にしたくない』ということを考えてみます。
今回のテーマでいうと
- 毎日怒り過ぎてしまう日々
- 叱ることで子どもが萎縮してしまって自己主張ができなくなる
- 自己肯定感が低くなってしまう
これらを一番下の最悪な状況としたとします。
一番上には理想、一番下には最悪の対応や状況、自分の姿があるわけです。
そして、もし今すでにそんな自分が思う最悪な状況になってしまっているのであれば、そこから脱するためには何かを手放さないといけないと思うんです。
そんなときにこの天秤思考を用いてみてください。
先程のおやつの話であれば
確かにおやつは身体には良くないのかもしれませんし、さらにそのわがままを許容してしまうと後が大変なのかもしれません。
ですが、それは子どもを毎日強く叱り続けることと比べてどちらがマシなのでしょうか?
これは正解はないです。
皆さんの価値観で考えた上でどう選択するかだと思うのですが、考えた結果イライラして叱ってしまうよりもお菓子をこのような場面だけは解禁する!とした方が、あるご家庭にとっては良い可能性もあるわけです。
【情報の荷物は適量にしよう】
正直、僕はこのような教育系の発信をしてはいますが、教育に意識を向けすぎるとどうしても譲れないことが増えていってしまうと感じています。
『〇〇すべき』というような情報は荷物のようなもので、それを適量持っているというのはとても良い事ですが、持ちすぎていると身動きが取れなくなってしまいます。
なので理想はあくまでも理想。理想を思い描く自分は大切にしつつも、それができることはほとんどないよね!成し遂げられなくてもそれが普通なんだ!という前提でいること。
そして、これだけはしたくない!なりたくない!という選択肢を取らないために、捨てるものを天秤にかけ、最悪な選択肢を取らなかったことだけで十分!という価値観を大事にしてほしいのです。
人間は誰しも完璧ではないので、どんな時もベストな対応をする!などということは難しいです。
僕たちにできることは、理想と絶対にこうはなりたくなりという二極を持っておき、理想に近い位置にいられるようベストを尽くすことです。それでもう100点だと僕は思います。
いかがでしたでしょうか?
良かったら参考にしてみてくださいね。皆さんの子育てを応援しています!