昼と夜の顔を持つ人気博多ラーメン店のセントラルキッチン〈僅か4席のカウンターで食す絶品豚骨ラーメン〉
2017年の創業で今年7周年を迎えた〈博多らーめん ちゃんぽん ひるとよる〉は、福岡県福岡市中央区大名の路地裏に存在する人気の博多ラーメン店。豚骨ベースのスープが自慢の「ラーメン」と「ちゃんぽん」が主力のお店で、さらに「皿うどん」や「焼きめし」も大人気メニューで、どれも甲乙つけ難い美味しい逸品。
〈ひるとよる〉という店名からも分かるように「昼」の顔と「夜」の顔を持つ人気店。「ひる」は、ラーメンやちゃんぽん、皿うどんといった麺料理を中心に、天神・大名・赤坂エリアのランチ需要にスピーディーに対応する「昼の顔」。「よる」は、近隣で仕事を終えた働く人々の疲れを癒す、お料理やお酒を豊富に揃えてゆったりとくつろげる「ラーメン居酒屋」としての「夜の顔」。そんな二刀流のシステムになっている。
福岡県福岡市中央区の長浜。「那の津通り」の北側から「長浜鮮魚市場」までの一帯を含むエリアで、言わずと知れた「長浜ラーメン」の聖地でもある。現在も長浜ラーメンの黎明期からある老舗店「元祖長浜屋」や「一心亭本店」を筆頭に新旧のラーメン店が多く存在している。
セントラルキッチンにあるカウンター席
そんな長浜エリアで近年「長浜屋台街」が復活を遂げた「長浜市場通り」。その通り沿いの大きなマンションの1階に、2022年の11月に開業したのが、大名の〈ひるとよる本店〉のセントラルキッチンであり、テイクアウトやデリバリー向けにも対応している〈ひるとよる長浜店〉。
広々とした店内のほとんどはセントラルキッチン(厨房)で、入口付近にこぢんまりとしたカウンター席があり席数は僅か4席のみ。お昼時になるとすぐに満席になり待ちの列ができるほど。(※但し回転は早いのでそこまで待たされることはない)
本店の味をいち早く長浜店でいただく
この日、訪れたのは13時少し前のお昼時。自身二度目の訪問になる。店先に近づくと入口すぐの場所に小さなカウンター席があり先客で席が埋まっているのが分かる。
入口の脇にメニュー表が置いてあり、待つ間にメニューを決め、先に注文するようになっていた。メニュー構成は、大きく分けて、ラーメン、ちゃんぽん、焼きラーメン、皿うどん、ソース焼きそば、焼きめしで、「ラーメン、ちゃんぽん、焼きめし」についてはそれぞれ数種類のラインナップがある。
メニュー表を眺めながら待っていると、先にスタッフの方が注文を取りに来られたので「らーめん」単品を、麺の硬さは「カタ」でお願いした。それから待つこと少々。席が一気に空き、奥から二番目の席に腰を下ろす(ちなみに一番奥の席は柱が突き出しているため極狭い)と、待つことなく「らーめん」が配膳された。
臭みのない洗練されたコッテリ博多ラーメン
「らーめん」は、ネギとチャーシューのみのトッピングというシンプルで潔い見た目ながら、味わいは豚骨とともに鶏ガラも加わることで独特の甘みのあるスープに仕上がっている。
これはご主人の修行先である、天神や博多駅などに多店舗展開している観光客にも人気の博多ラーメン店「Shin-Shin」の味がベースにあるためだと想像できる。口当たりはさっぱりとしながらも脂感が強めなコッテリ系の博多ラーメンになっている。麺は、パツパツ食感の歯切れのいい博多らしいオーソドックスな細ストレート麺で安心・安定のひと品。
〈ひるとよる本店〉は、昼から深夜までの通し営業。ご旅行やご出張で訪れた場合でも、時間を気にせず立ち寄れる場所であり、昼飲みはもちろん、夕方からは夜メニューで楽しむことも可能です。また、ラーメン店めぐりなど、長浜の地へ立ち寄る機会があれば、こちらの〈ひるとよる長浜店〉へも、ぜひ足をお運びください。
ひるとよる長浜店(セントラルキッチン)
住所 :福岡県福岡市中央区長浜2-3-31 [地図]
営業時間:11時00分~15時00分 ※要確認
定休日 :日曜日 ※月曜が祝日の場合は月曜日休業
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり
要確認 :ひるとよる(※インスタグラム)