大谷翔平は50本塁打以上の「最少打点」を更新するのか。ここまでは41本塁打と84打点
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今シーズン、マット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)は、両リーグ最多の43本塁打を記録している。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の41本塁打は、オルソンに次ぎ、ア・リーグでは最も多い。
一方、オルソンが107打点を挙げているのに対し、大谷は84打点。ホームランは2本差だが、打点は23も違う。順位は、両リーグ1位と6位。ア・リーグに限っても、大谷より打点の多い選手は2人いる。89打点のアドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)と88打点のカイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)がそう。彼らのホームランは、それぞれ、29本と22本だ。
ブレーブスは117試合、エンジェルスは119試合を終えている。オルソンは、1試合当たりのホームランと打点を162試合に換算すると、59~60本塁打と148~149打点となる。大谷は、55~56本塁打と114~115打点だ。
1シーズンに50本以上のホームランを打ちながら、120打点に届かなかった選手は、これまでに7人しかいない。125打点未満に枠を広げても、延べ10人にとどまる。
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50本塁打以上の最少打点は、1996年に50本塁打のブレイディ・アンダーソンが記録した110打点だ。アンダーソンの打順(先発出場)は、1番が102試合と2番が43試合だった。
大谷の打点は、ここまでのペースからすると、アンダーソンを上回るが、55本塁打以上の最少打点となりかねない。こちらは、1997年に58本塁打のマーク・マグワイアが挙げた123打点が最も少ない。
今シーズンの大谷は、得点圏に走者がいる122打席で、打率.300と出塁率.455、ISO.278、OPS1.032を記録している。ただ、四球率は23.0%。それ以外の400打席の四球率は11.8%だ。
2年前の大谷は、46本塁打と100打点だった。こちらの打点は、45本塁打以上の選手のなかで5番目に少ない。
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なお、40本塁打以上では、2017年に41本塁打のジョーイ・ギャロ(当時テキサス・レンジャーズ/現ミネソタ・ツインズ)と2022年に40本塁打のマイク・トラウト(エンジェルス)による、80打点が最少記録だ。