主婦歴24年の元家政婦が「つくりおき」をしない理由とは?がんばりが無駄になったこともあった…
「つくりおき」は家事の先取りになり、ふだんのご飯のしたくがラクになる行為ですよね。つくりおきの本やサイトもあるほど人気があります。また、家政婦や家事代行の仕事では、食事のつくりおきも人気のサービス。ですが、今年で主婦歴24年で元家政婦の私自身は、基本的にはつくりおきをしません。それはなぜなのか?をお話します。
「つくりおき」をするための時間が必要になるから
たとえば、週末にまとめて1週間分のつくりおきするとなると、そのための時間が必要になります。せっかくの休日や自由な時間が、つくりおきという家事に取られてしまうことに。たとえば、つくりおきをすることが、ストレス解消や楽しみになっているのならいいのですが、そうでなければなかなかの苦行。1週間分の食事つくりの時間を、無理して先にねん出していることになりますね。
それで平日がラクになるからいいと思う人には、とてもいい方法だとは思います。でも、そうではなく、がんばってつくりおきをしているのなら、別の方法にした方がいいのかもしれません。休みの日にはやっぱりゆっくり休みたい気がしてしまいます。私もためしたこともありますが、自分には向いていないなと感じました。
気分が変わってしまうから
数日分の献立を考えて買い物したものを料理して、それを順番に消費していけば無駄な出費もなさそうですよね。節約にもなる気がします。でも、つくりおきが家にあったとしても、気分が変わって違うものを食べたくなることもありませんか? また、家族から「今日は違うものが食べたかった…」なんて言われてしまうことも。食べたいものをリクエストされても、すでにつくりおきがあると応えられませんよね。
本当は違うものが食べたいのに、家にあるつくりおきを食べるのも、なんとなくつまらない気も。気が変わって結局違うものを食べてしまい、つくりおきを余らせてしまったこともあります。
つくりおきはしないけれど「取り分け冷凍」はする
忙しい毎日で、つくりおきなしで全部を毎日つくるのも、それはそれで大変です。そこで私がしているのは、「取り分け冷凍」です。少し多めにおかずをつくり、小分けして冷凍しています。このとき、残ったものを取っておくのではなく、最初から取り分け前提で多めにつくり、カップなどに分けて冷凍。
こうしておくと、お弁当のおかずに使えたり、ちょっと何かあと一品欲しいというときに活躍してくれますよ。小分けの冷凍なので、メインのおかずにするわけではありません。でも、これが結構助かるのです。冷凍した食品は、2週間を目安に食べきります。そして、電子レンジなどで必ず再加熱をしてから食べるようにしていますよ。
がんばらないでできる方法を探そう
私にとってつくりおきは、がんばってやる作業でした。それなのに、その日の気分に合わなくて残してしまうなど、残念な事態になってしまうことも。それならば、がんばらない方法でラクができた方がいいなと、早々につくりおきはやめることに。ちょっとだけ多めにおかずをつくって、取り分けて冷凍するのが今のところ私のベストです。「つくりおきはしんどいけれど、ちょっとおかずの余裕が欲しい」と思っていたら、ためしてみてくださいね。
※掲載当時の情報です。現在とは異なる場合があります。
※個人の体験、見解を含みます。
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