元家政婦が教える「大掃除のNG」いいと思ってやったことで後悔する場合も…
年末の大掃除は、新年を気持ちよく迎えるためにできることのひとつ。しかし、間違ったやりかたで掃除をすると、うまく進まないばかりか、かえって汚れを悪化させてしまうことも。元家政婦で実家が清掃会社だった筆者が、意外とやりがちな「大掃除のNG」を解説します。
順番を間違える
掃除を始める際、とりあず掃除機を出してきて床掃除をしていませんか? 掃除の基本は上から下へ、奥から手前へ。先に床から掃除をすると、天井や棚の掃除をしたさいに、ホコリが下に落ち、せっかく掃除した床がまた汚れてしまうことに。天井やエアコン、棚の上などから始め、最後に床を掃除するのが効率的です。
また、掃除機は、押すときよりも引く時の方が吸引力が高まります。床に押し付けるように掃除機をかけるのではなく、後ろに下がりつつ、ゆっくり押し引きしながらかけるのがおすすめです。
洗剤を多めに使う
とりあえずたくさん使えば汚れが落ちるだろうと、洗剤を多めに使うのはNGです。特にキッチンや浴室の掃除で洗剤のすすぎ残しがあると、ベタつきや白い跡が残ったり、かえって新しい汚れを引き寄せたりしまうことも。洗剤は適量を守り、しっかりと水で洗い流しましょう。
キッチンの油汚れや、部屋の皮脂汚れには、水が原料で二度拭きのいらないアルカリ電解水を使うのもおすすめです。洗剤成分が入っていないため、洗剤の跡も残りません。ダイソーなどの100均でも入手できますよ。
力任せに汚れを落とそうとする
頑固な汚れを落とすために、とりあえず力を入れてゴシゴシこするのはNG。傷をつけてしまう場合があります。一度傷をつけたものを元に戻すのは困難。「せっかく頑張ったのに…」と、やる気もなくなってしまいますよね。
汚れがひどい場合は、つけ置きや、洗剤をキッチンペーパーに染み込ませてラップをかけてパックをするなど、少し時間をかけ汚れをゆるませてから落とすのがおすすめです。油汚れの場合は、あたためると落としやすくなるため、お湯を使うのも効果的。少し時間をかけて汚れを浮かせるように落としていきましょう。
一日で終わらせようとする
大掃除を一日で終わらせようとすると、疲れ切って雑になりがちです。特に普段から掃除を後回しにしていた場所は汚れが蓄積しているためキレイにするのが困難に。できることなら数日に分けて少しずつ進めるのがおすすめです。とはいえ、忙しくてどうしても1日しか時間がない場合もありますよね。そんなときはこちらのスケジュールを参考にしてください。
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効率的な大掃除を
大掃除は、思っているよりも掃除カ所が多く時間がかかってしまうもの。ただなんとなく行うと、全部できなかった…なんてことにも。効率的に行って、キレイな部屋で新年を迎えましょう。
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