松翁軒さんの「抹茶カステラ」は、独自配合の石挽き抹茶でリラックス。1切れでは止まらない。
抹茶カステラ国内のカステラ御三家のひとつともいわれる「松翁軒」さんは、1681年に長崎県長崎市にて誕生したカステラ作りの名店。
今では国民食といっても過言ではないカステラですが、ポルトガルから長崎に伝わった当初は高級品。庶民には高嶺の花だったカステラを「日常に寄り添うお菓子」として確立させ、明治中期には貴重品だったチョコレートの味わいを加えたチョコラーテを開発されたり、はたまた海外の方へもその美味しさと製造法を伝授したりと、カステラを語る上では必ず話題にのぼるお店です。
今回は、新茶の季節を迎えるとより一層美味しく感じられる抹茶味の「抹茶カステラ」をご紹介。「かわいいカステラ」という、クラシカルな洋風のパッケージがトレードマークのシリーズです。
0.3号・5切れ入りという、自分へのご褒美やちょっとしたプレゼントにもぴったりなサイズ感。
色味も素材の自然な深緑がお皿に映えますね。お茶の名産地、宇治の煎茶と抹茶を独自の配合で掛け合わせることで、煎茶の苦味や渋み、玉露の旨味や甘味が揃った抹茶となるような拘りの配合。抹茶は焼成により香りが飛んでしまうのですが、それを防ぐため、手間と時間を惜しまず石挽きで作っていらっしゃいます。
機械で挽く方法の方がはるかに素早く作業ができるのですが、その摩擦で折角の青々しい香りが減少してしまうことも。さらに焼き上げる際にも幾分か飛んでしまいます。
抹茶の馥郁たる薫り高さを損なわないよう、微調整を繰り返しながら絶妙な火入れ技術を要するのですが、一定のクオリティを保って提供できる技術を所持していらっしゃるのも老舗の実力。
抹茶のコクの深さが、島原半島の契約農家さんから仕入れる選び抜かれた卵と交わることで、甘いだけではない深くリッチな抹茶カステラにランクアップ。
底に敷いた「ザラメで焼き上げる」という発想が印象的な松翁軒さんのカステラ。かりっとした純度の高いザラメに歯が当たると、当たりをひいたようなラッキーな気分に。
ふわふわと軽やかながら、口に入れるとしっとりとした絹肌に思わず目を閉じてしまいますね。
定番のカステラやチョコレート味のチョコラーテも同様のサイズがご用意されているので、組み合わせも自由にプレゼントできますね!