気温が上昇するほどに光り輝いて見える、つめた〜いアイスクリームの存在。
生クリーム入りのしっかりとした味わいの濃厚タイプや、生の果物を丸かじりした様なさっぱりタイプなど、その他にも現代においては形状も様々。
アイスクリームを専用の'ヘラ'でくるくると筒状に巻いたものや、ケーキ型にしたもの、つぶつぶの'錠剤'（例えがあまり良くないが）の様なものまで『これもアイスクリームなの！？』と、ただ美味しいだけじゃなく驚きも与えてくれる存在になりつつある。

さて、そんなアイスクリームたちのパフォーマンスが繰り広げられている現代に、筆者は原材料の味をシンプルに味わうことが出来て、そして滑らかな食感が特徴の「ジェラート」に注目。この記事では、宮城県松島町の美味しいジェラートをご紹介！

そのジェラートのお店は、JR松島海岸駅から五大堂方面へ歩いて約5分の場所にある、縦長の白いビルが特徴の「たいかん亭」だ。実は、ここは松島町内の観光ホテルの一つ「ホテル松島 大観荘」（以下、大観荘）の姉妹館。姉妹といえども、たいかん亭は宿泊施設ではなく基本的には食事をしたり、松島のお土産を購入することが出来るお店だ。補足情報として、たいかん亭前から大観荘の無料シャトルバスに乗車して松島観光巡りをすることもできる（*詳細はコチラ）。

さて、たいかん亭のジェラートだが、人工的な着色や香り付けなどをせずに、果物や牛乳など材料そのままの香りや、味わいを感じられる '心あたたかい'手づくり。全部で10種類の中から選ぶことが出来るのだが、筆者がお昼頃に来店した時には既に「かぼちゃ」が一足先に完売。
どれにしようか色々と悩んだが、ラズベリーを注文。

注文する際には、カリッとしたちょっと甘めのワッフルコーンに乗せるタイプか、または持ち運びに安心・便利なカップタイプにするか、状況に合わせて好きな方を選ぼう。ちなみに、ちゃんとスプーンが付いてくるぞ。

ジェラートのしっとりと滑らかな食感は、シャーベットのジャリっとした感じとも違うし、通常のアイスクリームのどっしり感とも少し違う。そのちょうど中間なので、口溶けがスムーズで早い！すぐに溶けるので晴れた日には、早めに食べよう。
さて、ジェラートをスプーンですくうと、ラズベリーの果肉が本当に極小サイズでしっかりと残っているのが確認できた。味はとにかく爽やかなのだが甘みに深さがあって、酸味は抑えめ。ラズベリーの自然な香りと甘みが凝縮されていて、イメージはジェラート一口で、口の中いっぱいにもぎ取ったラズベリーを頬張っている感じだ。

ジェラートを食べながら、バスで松島を周遊しても楽しいだろうし、または公園のベンチに座って海を眺めながら食べるのも最高の時間になるだろう。
太陽が眩しいくらいの日に、清々しい海風を感じながらジェラート。ちょっと贅沢な感じに聞こえるかもしれないが、そんな日があっても、たまには良いではないか。
さあ、明日の天気予報をチェックして、みんなでジェラート食べにいこう！