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フライパンで作れば匂いが気にならない!秋鮭ときのこの炊き込みご飯

筋肉料理人料理ブロガー、料理YouTuber
フライパンで作る秋鮭ときのこの炊き込みご飯

こんにちは、料理ブロガーの筋肉料理人です。今日はフライパンで作る「秋鮭ときのこの炊き込みご飯」を紹介させて頂きます。秋鮭ときのこの旨味に塩昆布の旨味を足し、バター風味を入れた炊き込みご飯です。秋の食材を手軽に美味しく食べられます。

魚の炊き込みご飯は炊飯器で作ると臭いが気になる・・・

炊き込みご飯は炊飯器で美味しく作れるのですが、魚を使う場合は気になるのは匂いです。毎日食べる白飯に匂いが付くと、やっぱり嫌ですよね。

フライパンで美味しいご飯が炊ける

炊飯器以外でご飯を炊くと言うと、ご飯用土鍋を思い浮かべますが、実は家庭にあるフライパンでも美味しいご飯を炊くことができます。今回は直径26cmのフライパンを使っていますが、フライパンは底が広いからコンロの熱が伝わりやすいので炊飯に向いています。そして直径が大きいという事は、多くの具材を上にのせやすいので、具沢山炊き込みご飯を作るのにフライパンはバッチリ適しているのです。

フライパン炊飯はフタが重要

フライパンで炊飯する場合、大事なのはフタです。フライパンにぴったりはまるフタを使えばOKで、便利なのは耐熱ガラス製のフタです。耐熱ガラス製のフタなら中が見えるので、フタをあけて確認とかしなくても大丈夫。

美味しいおこげを自分好みに作れる

フライパン炊飯のもう一つのメリットがこれです。炊き込みご飯に風味よく美味しいおこげを自分好みに作る事ができます。炊き込みご飯の場合はしょう油等で味付けしているので、ご飯になって水分が飛ぶとアミノカルボニル反応(メーラード反応とも言います)がおこっておこげができます。おこげには旨味成分、香り成分ができるので美味しく感じるんです。フライパン炊飯の場合、何度か作ってコツをつかむと、自分好みのおこげを簡単に作れるようになります。

秋鮭ときのこの炊き込みご飯

材料3~4人分

秋鮭の切り身 2枚(150g)

ブナシメジ 1パック

ごぼう、にんじん 各50g

塩昆布 12g

米 2合

塩 適宜

バター 10g~お好みで

刻みねぎ 適宜

A:混ぜ合わせておきます

水 385ml

しょう油 大さじ1

作り方

1)秋鮭の切り身は小骨を骨抜きで抜き、塩小さじ1/2位をふりかけて冷蔵庫に入れておきます。

骨抜きで小骨を抜きます。
骨抜きで小骨を抜きます。

塩をして下味を入れ、余分な水分を抜くことで臭みをおさえます。
塩をして下味を入れ、余分な水分を抜くことで臭みをおさえます。

2)米をザルに入れ、たっぷりの水で洗米し、2~3分水切りします。

米をザルに入れて洗米するときは、米をザルに押し付けないようにし、たっぷりの水の中でかき混ぜるように研ぎましょう。ごしごしすると米が割れます。
米をザルに入れて洗米するときは、米をザルに押し付けないようにし、たっぷりの水の中でかき混ぜるように研ぎましょう。ごしごしすると米が割れます。

3)洗米した米をボウルに入れ、混ぜ合わせたAを注いで30分~1時間浸水します。

混ぜ合わせたAをかけて30分から1時間浸水します。
混ぜ合わせたAをかけて30分から1時間浸水します。

4)ブナシメジは石突きを切り取ってほぐし、にんじんは千切り、ごぼうはささがきにして水晒ししておきます。

ブナシメジは石突きを切り取ってほぐし
ブナシメジは石突きを切り取ってほぐし

にんじんは薄く切ってから千切りにします。
にんじんは薄く切ってから千切りにします。

ごぼうはささがきにして水晒し
ごぼうはささがきにして水晒し

5)フライパンにたっぷりの湯を沸かし、ボウルに冷水を用意します。1)の秋鮭の切り身をフライ返しにのせ、湯に2~3秒漬けたら冷水に沈めて冷まします。その後、流水を当てながら表面のヌメリ、ウロコ等こすり落とします。※この処理を霜ふりと言い、魚臭さを抑えるのに絶大な効果があります。

秋鮭をフライ返しにのせ
秋鮭をフライ返しにのせ

湯に2~3秒つける
湯に2~3秒つける

冷水に落として冷ましたら
冷水に落として冷ましたら

流水を当てながら優しく表面をこすります。
流水を当てながら優しく表面をこすります。

6)フライパン(直径26cm)に3)を入れます。塩昆布、ささがきしたごぼう、にんじんをちらし、その上に秋鮭をのせます。その上にブナシメジをちらしたら、強めの中火にかけます。ふつふつと煮立ってきたら強火にし、1分ほど完全に沸騰させます。その後、フタをして弱火で15分炊きます。

フライパンに浸水した米を入れ、塩昆布、ごぼう、にんじんを入れる
フライパンに浸水した米を入れ、塩昆布、ごぼう、にんじんを入れる

秋鮭をのせ
秋鮭をのせ

ブナシメジをちらします。きのこ類は冷たい状態から加熱すると旨味が出やすくなります。これを強めの中火にかけます。
ブナシメジをちらします。きのこ類は冷たい状態から加熱すると旨味が出やすくなります。これを強めの中火にかけます。

煮立ってきたら強火にして完全に沸騰させます。
煮立ってきたら強火にして完全に沸騰させます。

1~煮立たせたら弱火にし、フタをして15分炊きます。
1~煮立たせたら弱火にし、フタをして15分炊きます。

7)15分炊いたら強火にかけて鍋底に残った水分を飛ばします。するとおこげが出来るこうばしい香りがしてくるので、ここで火を消して10分蒸らします。

強火で底の水分を飛ばし、
強火で底の水分を飛ばし、

火を消して10分蒸らし
火を消して10分蒸らし

蒸らしが終わったらバターをのせ、刻みねぎをちらします。

バターをのせ、刻みねぎをちらします。バターは濃厚な風味を入れ、魚臭さを抑えてくれます。
バターをのせ、刻みねぎをちらします。バターは濃厚な風味を入れ、魚臭さを抑えてくれます。

しゃもじでご飯をおこし、秋鮭をほぐして混ぜます。

フライパンの底には美味しそうなおこげができています。メイラード反応で香ばしさと旨味が生まれます。
フライパンの底には美味しそうなおこげができています。メイラード反応で香ばしさと旨味が生まれます。

秋鮭をほぐして混ぜ
秋鮭をほぐして混ぜ

お茶碗によそいます。
お茶碗によそいます。

フライパンで秋鮭ときのこの焼き込みご飯の出来上がりです。ふんわりした秋鮭にはしっとりした旨味があり、きのこ、ごぼう、バターの風味が染みたご飯はしみじみ美味しいです。

秋も深まって終盤に入り、冬の気配が感じられるようになりました。秋鮭ときのこを使った美味しいフライパン炊き込みご飯で、今年最後の秋の味覚をお楽しみください。

下の動画は秋刀魚の炊き込みご飯です。参考にご覧ください。

料理ブロガー、料理YouTuber

料理ブロガー、調理師、料理研究家。フィットネス全般の愛好家。料理レシピ開発、料理教室、料理イベント、料理の撮影、スタイリングなどを手掛ける。プロフ名の筋肉料理人は、30年以上続けている筋トレを捩ってつけました。目標は70歳でベンチプレス100キロです。

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