フライパンで作れば匂いが気にならない!秋鮭ときのこの炊き込みご飯
こんにちは、料理ブロガーの筋肉料理人です。今日はフライパンで作る「秋鮭ときのこの炊き込みご飯」を紹介させて頂きます。秋鮭ときのこの旨味に塩昆布の旨味を足し、バター風味を入れた炊き込みご飯です。秋の食材を手軽に美味しく食べられます。
魚の炊き込みご飯は炊飯器で作ると臭いが気になる・・・
炊き込みご飯は炊飯器で美味しく作れるのですが、魚を使う場合は気になるのは匂いです。毎日食べる白飯に匂いが付くと、やっぱり嫌ですよね。
フライパンで美味しいご飯が炊ける
炊飯器以外でご飯を炊くと言うと、ご飯用土鍋を思い浮かべますが、実は家庭にあるフライパンでも美味しいご飯を炊くことができます。今回は直径26cmのフライパンを使っていますが、フライパンは底が広いからコンロの熱が伝わりやすいので炊飯に向いています。そして直径が大きいという事は、多くの具材を上にのせやすいので、具沢山炊き込みご飯を作るのにフライパンはバッチリ適しているのです。
フライパン炊飯はフタが重要
フライパンで炊飯する場合、大事なのはフタです。フライパンにぴったりはまるフタを使えばOKで、便利なのは耐熱ガラス製のフタです。耐熱ガラス製のフタなら中が見えるので、フタをあけて確認とかしなくても大丈夫。
美味しいおこげを自分好みに作れる
フライパン炊飯のもう一つのメリットがこれです。炊き込みご飯に風味よく美味しいおこげを自分好みに作る事ができます。炊き込みご飯の場合はしょう油等で味付けしているので、ご飯になって水分が飛ぶとアミノカルボニル反応(メーラード反応とも言います)がおこっておこげができます。おこげには旨味成分、香り成分ができるので美味しく感じるんです。フライパン炊飯の場合、何度か作ってコツをつかむと、自分好みのおこげを簡単に作れるようになります。
秋鮭ときのこの炊き込みご飯
材料3~4人分
秋鮭の切り身 2枚(150g)
ブナシメジ 1パック
ごぼう、にんじん 各50g
塩昆布 12g
米 2合
塩 適宜
バター 10g~お好みで
刻みねぎ 適宜
A:混ぜ合わせておきます
水 385ml
しょう油 大さじ1
作り方
1)秋鮭の切り身は小骨を骨抜きで抜き、塩小さじ1/2位をふりかけて冷蔵庫に入れておきます。
2)米をザルに入れ、たっぷりの水で洗米し、2~3分水切りします。
3)洗米した米をボウルに入れ、混ぜ合わせたAを注いで30分~1時間浸水します。
4)ブナシメジは石突きを切り取ってほぐし、にんじんは千切り、ごぼうはささがきにして水晒ししておきます。
5)フライパンにたっぷりの湯を沸かし、ボウルに冷水を用意します。1)の秋鮭の切り身をフライ返しにのせ、湯に2~3秒漬けたら冷水に沈めて冷まします。その後、流水を当てながら表面のヌメリ、ウロコ等こすり落とします。※この処理を霜ふりと言い、魚臭さを抑えるのに絶大な効果があります。
6)フライパン(直径26cm)に3)を入れます。塩昆布、ささがきしたごぼう、にんじんをちらし、その上に秋鮭をのせます。その上にブナシメジをちらしたら、強めの中火にかけます。ふつふつと煮立ってきたら強火にし、1分ほど完全に沸騰させます。その後、フタをして弱火で15分炊きます。
7)15分炊いたら強火にかけて鍋底に残った水分を飛ばします。するとおこげが出来るこうばしい香りがしてくるので、ここで火を消して10分蒸らします。
蒸らしが終わったらバターをのせ、刻みねぎをちらします。
しゃもじでご飯をおこし、秋鮭をほぐして混ぜます。
フライパンで秋鮭ときのこの焼き込みご飯の出来上がりです。ふんわりした秋鮭にはしっとりした旨味があり、きのこ、ごぼう、バターの風味が染みたご飯はしみじみ美味しいです。
秋も深まって終盤に入り、冬の気配が感じられるようになりました。秋鮭ときのこを使った美味しいフライパン炊き込みご飯で、今年最後の秋の味覚をお楽しみください。
下の動画は秋刀魚の炊き込みご飯です。参考にご覧ください。