花粉症対策と運動習慣 つらい季節にウォーキングを続けるには
3月に入るとずいぶん暖かくなってきました。樹に花が咲く季節は華やかで、心も晴れやかになりますね。
しかし、この季節にはたくさんの花粉も飛ぶので、花粉症の方にとってはつらい季節でもあります。花粉の季節には外に出られないからウォーキング出来ない…、ウォーキングを始めたいけれど花粉が治まってから…と、思われている方も多いのではないでしょうか。
確かに、花粉が多く飛んでいる中で運動をするのは避けた方が良いのですが、花粉が多く飛ぶ時間帯や環境があるので、それに合わせることでなるべく花粉に接触せずにウォーキングをすることはどうでしょうか。
花粉が多く飛ぶ時間帯を避ける
その日の天気や地域での違いはありますが、花粉は11時頃から14時くらいまでと、17時から19時までに多く飛びますのでこの時間をさけることをお勧めします。
朝10時までに運動をする
運動習慣を持つには朝の運動が比較的続けやすい事もありますが、花粉の季節にも朝のウォーキングがお勧めです。花粉は山から飛んでくるので、早朝に山から飛散した花粉が飛んでくる前は比較的花粉が少ないのです。
早朝にウォーキングをされる方はもちろん、食後に運動を勧められる糖尿病の運動療法が目的の方にも無理がなく運動を続けられる時間帯でもあります。
午後は15時から16時、19時以降
午前中からお昼にかけて飛んできた花粉がいったん落ち着くのが15時から16時。その後は気温の低下に伴い地面に落ちている花粉が舞い上がります。それが落ち着くのが19時以降です。
午前中にどうしてもウォーキングができないという方にはこの時間がお勧めです。愛犬とウォーキングを楽しまれている方にもお勧めする時間帯です。食後の運動と考えると、夕食後に19時以降での運動ですが、食事直後の運動や寝る前の運動は避けた方が良いですし、防犯の事もあるので気を付けて時間を調節した方が良いかもしれませんね。
花粉と出来るだけ接触しない対策
外に出てウォーキングする時間はできるだけ花粉の少ない時間帯にすることに加えて、花粉と接触しないようにします。ウォーキングするときは花粉症用の眼鏡やマスクを使う。家の中に花粉を持ち込まないように、帰宅後は服や髪に付いた花粉をはらったり、着替えたり、手洗い・うがい・洗顔をしたり、帽子をかぶったりするのも良いです。
また、晴れて気温が高い日や空気が乾燥して風が強い日などは花粉が多く飛びます。反対に雨上がりなどは花粉が少ないので、可能ならば調節するのも良いですね。
花粉症と運動習慣
花粉症の季節ではどうしても外出するのがおっくうになってしまいます。しかし、適度な運動をすることは免疫機能を活性化させるので、長い目で見ると自分の体の抵抗力を高めることにつながります。また、ストレスを緩和し、自律神経のバランスも整うのでアレルギー反応の緩和になるとも言われています。
いずれも、症状の緩和に関しては個人差が大きく、すぐに結果が出ることはありませんが、運動を生活習慣に取り入れて、つらい花粉症のシーズンを乗り切りたいですね。