疲れやすい…それは「副腎が悪い」サインかも?-副腎の働きと重要性について!-
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「副腎(副腎疲労)」について解説していきます。
今回の目次
- 副腎ってどんな臓器?
- コルチゾールってどんなホルモン?
- 副腎が悪くなるとどうなる?
- 副腎を労わるために生活習慣
- 最後に
[1]副腎ってどんな臓器?
副腎は、腎臓の上にある小さな三角形のような形をした臓器です。
外側の「副腎皮質」と、内側の「副腎髄質」に分けられます。
そして、副腎はホルモンを分泌する役割があります。
- 副腎皮質(外側)から分泌されるホルモン…コルチゾール・アルドステロン・アンドロゲン
- 副腎髄質(内側)から分泌されるホルモン…カテコールアミン
今回は特に「コルチゾール」を中心にみていきましょう。
[2]コルチゾールってどんなホルモン?
コルチゾールは、生命の維持に重要なホルモンです。
具体的には、下のような作用があります。
- 血糖値を上げる
- 血圧の調節(尿の成分を調節して、血圧に関与する)
- 免疫機能の調節(抗炎症作用)
- 骨の代謝の調節など
炎症を抑える(抗炎症作用)役割のあるコルチゾールは、"ステロイド"ホルモンの一種です。
そのため、炎症を抑えたいときには「ステロイド」が一般的にもよく使われていますね。
[3]副腎が悪くなるとどうなる?
副腎から分泌されるコルチゾールは「ストレス」により分泌が促進されます。
そのため、ストレスが続くと、コルチゾールが過剰に分泌されて、高血糖・免疫力の低下・骨が弱くなるなどに繋がってしまいます。
そして、さらに長期的にストレスが続くと、副腎がやがて疲弊してしまいます。
副腎が疲弊すると、今度はコルチゾールの分泌が低下してしまいます。
このような状態を「副腎疲労」とよばれる。
[2]で解説したようにコルチゾールは"生命の維持"に重要なホルモンと解説しました。
そのようなホルモンの分泌が低下すると、下のような様々な症状に繋がることがあります。
- 疲れやすい
- やる気が出ない
- 立ちくらみが起こりやすい
- 感情の起伏が大きい(怒りっぽい)
- 低血圧
- 低血糖
- 食欲不振
- 睡眠障害(朝起きれないなど)
そのため「ストレス」は副腎を悪くする(副腎疲労)原因の1つとなります。
[4]副腎を労わるために生活習慣
前述したように、副腎にとってストレスは大敵なため「ストレス解消・ストレスを溜め過ぎない」ことが大切です。
その他には、下のようなことも大切です。
- 血糖値の変動が激しくならないように管理する…食物繊維を摂る・よく噛むなど
- 内臓脂肪の蓄積に注意する…内臓脂肪が溜まると炎症が起こりやすくなる
- 極端なダイエットは避ける…低血糖を招くため
- 生活リズムを整える…昼夜逆転の生活はホルモンバランスが乱れやすい
- 禁煙
- 適切な睡眠など
内臓脂肪については、前回の記事(Yahooエキスパート内の記事より)で解説しております。
[5]最後に
副腎がどんな働きをしているのかはあまり知られていませんが、とても大切な臓器の1つです。
ぜひ、これを機会に副腎に負担がかからないように生活習慣を意識してみましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました!