「内臓脂肪」が溜まると「肝臓」が悪くなる?-内臓脂肪のこわ〜い特徴!-
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「内臓脂肪」と「肝臓」の関係を解説していきます。
今回の目次
- 内臓脂肪ってどんな脂肪?
- 内臓脂肪が溜まると肝臓が悪くなる?
- 肝臓が悪くなるとどうなるの?
- 内臓脂肪を減らして、肝臓を労ろう!
[1]内臓脂肪ってどんな脂肪?
「内臓脂肪」とは、腸を包んでいる膜(腸管膜)に付着する脂肪です。
似ているものとしては「皮下脂肪」です。
これは皮膚の下(比較的、表面に近い部分)にある脂肪のことです。
[2]内臓脂肪が溜まると肝臓が悪くなる?
「皮下脂肪」は、分解されてから"全身"に運ばれ、エネルギーとなります。
しかし「内臓脂肪」は、分解されてから"肝臓"に運ばれるため、肝臓に脂肪が蓄積しやすいです。
なかには「内臓脂肪=脂肪肝」だと認識している方がいますが、この2つの意味は違います。
・内臓脂肪…腸を包んでいる膜に付着する脂肪
・脂肪肝…肝臓に脂肪がたくさん蓄積した状態
そして、肝臓に脂肪が蓄積していると炎症が起こりやすくなります(非アルコール性脂肪肝炎)。
肝臓は再生できますが、再生と炎症が繰り返されると、悪くなってしまいます。
内臓脂肪が蓄積すると、他にも高血圧・血管の老化・高血糖に繋がりやすく、血栓もできやすくなる。
[3]肝臓が悪くなるとどうなるの?
肝臓が悪くなると現れる症状として、下のようなことがあげられます。
- 疲れやすい、全身がだるい
- 黄疸(皮膚や白目が黄色っぽくなる)
- 腹水(お腹に過剰に水分が溜まる)
- 食欲不振
- むくみ(浮腫)
- 出血傾向(血が止まりにくくなる)
- 血糖値の異常(食後に血糖値が下がりにくい)など
しかし、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていて、進行するまで症状が現れにくいという特徴があります。
[4]内臓脂肪を減らして、肝臓を労ろう!
内臓脂肪を減らすために重要なのは「摂取エネルギー」と「消費エネルギー」のバランスです。
基本的には、「消費エネルギー(運動)」が「摂取エネルギー(食事)」を上回ることで脂肪が燃焼されます。
日常では下のようなことを意識してみると良いでしょう。
- 有酸素運動
- 歩く量を増やす(階段を使うなど)
- よく噛んで食べる
- 食物繊維をしっかり摂る
- 質の良い油を摂る(オメガ3-脂肪酸など)
- お酒を飲み過ぎないなど
そのなかでも、更年期以降はホルモンバランスの変化から、内臓脂肪が蓄積しやすいので、より上記のことを意識してみてください。
最後までご覧頂きありがとうございました!