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福岡の地元民を魅了する昭和の香り漂う昔懐かしい豚骨ラーメン〈伝統の味を博多駅前で守り続けて35周年〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺
キクラゲラーメンに味玉をトッピング

福岡県福岡市博多区の博多駅前。1989年(平成元年)の開業で今年35周年を迎えた〈福一ラーメン博多駅前店〉。開業当初から博多らしい「福一」の豚骨ラーメンを提供。地元の人たちには飽きることのない馴染み深い味を安定的に展開してきた。今現在でこそ、その店舗数は減ってきてはいるものの、福岡・博多の人たちにとっては郊外を含めた地域地域に点在していたお店でもあり、子どもの頃から慣れ親しんだ「ソウルフード」的な博多の豚骨ラーメン店という方も多いはず。その歴史ある老舗の一杯を、今もビジネス街の「博多駅前」という好立地で味わえるのはここだけ。

常連さんをはじめ地元に愛されてきた一杯

豚骨の香りがふわりと漂う中、その美味しそうな「福一の香り」に誘われて迷うことなく〈福一ラーメン博多駅前店〉の暖簾をくぐる。時刻は14時10分のお昼の閉店間際。入店後には、暖簾や「営業中」の札が下ろされる時間帯だった。

店内には瓶ビールを飲みながらラーメンを啜っている常連さんらしき先客が入口付近にお二人いらしたので、奥のほうのカウンター席へ座らせてもらい、メニューの中から「キクラゲラーメン」を選択。毎回必ず注文する『味玉好きが作った自慢の「味玉」』を楽しみに追加トッピングした。

カウンター席のみの15席ほどの店内。待つこと少々で配膳された「キクラゲラーメン」の「味玉」トッピングは、今も昔も変わらない〈福一ラーメン〉の象徴的な薄水色の器で配膳させる。

全体を覆う脂感強めな豚骨スープはカエシの塩味が効いた一杯は、まさに昔懐かしい「福一」を想起させる仕様で飽きのこない逸品に仕上がっている。歯応えのあるキクラゲと細ストレート麺の食感が心地よくスープに馴染んで最高潮。こだわりの「味玉」もそのレベルの高さを実感できるひと品。

ベーシックなラーメンはシンプルな構成

ベーシックな「ラーメン」一杯が600円というのも博多駅前という好立地の中では破格値でお値段以上のクオリティだと思う。その内容は麺とスープ以外は、シンプルにチャーシューとネギだけという博多ラーメンらしい構成。昔ながらの懐かしい豚骨の香り立つ、オールドスタイルのラーメン。その安定感と安心感のある上質な美味しは、個人店のような素朴さも兼ね備えている。

好みに合わせた豊富なラーメンメニュー

そのほかのラーメンメニューも豊富にあり「大盛ラーメン800円」「チャーシューメン750円」「ワンタンメン750円」「のりラーメン700円」。自身おすすめの「味玉ラーメン750円」「シナチクラーメン700円」「キクラゲラーメン700円」「高菜ラーメン700円」「もやしラーメン700円」。あとは期間限定(夏季限定)のメニューがあるラインナップになっている。

ご旅行やご出張などで「博多駅」の近くにお寄りの際は、地元民に寄り添い続けてきた「福一」の豚骨ラーメンの昔懐かしい味を、ぜひご堪能ください。

福一ラーメン博多駅前店

住所  :福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目10-12[地図
営業時間:11時00分〜14時30分(月〜土)

    :18時00分〜22時00分(月〜金)
店休日 :日曜日
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

要確認 :福一ラーメン博多駅前店(※インスタグラム)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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