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同族嫌悪 ~ 性格改善をする上で、ぜひ知っておいて欲しい ~

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「同族嫌悪」というテーマでお話したいと思います。

「同族嫌悪」とは、同じ種類や仲間を嫌うことを言います。
「同族嫌悪」とは、同じような人に嫌悪感を持つことを言います。
「同族嫌悪」とは、似たもの同士が互いを不快に感じ、憎しみ合うことを言います。

家族や親せきを嫌ったり、同じような立場にいる人を嫌ったりするのも同族嫌悪です。太っている人が太っている人を嫌うのも、痩せている人が痩せている人を嫌うのも同族嫌悪です。

同族嫌悪している状態は、精神上うるわしくないです。
だから出来るならば、どうぞ嫌悪しないようにしましょう。

と、先ほどから偉そうに物申している私ですが、
実は私(竹内成彦)は、プロの心理カウンセラーをやっているのですが、正直、同業者の方があまり好きではありません。そんな私は、同族嫌悪を持っていると言っていいかと思います。

私は、「プロのカウンセラーだったら、最低限、精神医学の基礎知識ぐらい持っててくれよ」と思ってしまいます。私は、「プロのカウンセラーだったら、最低限、性格心理学の基礎知識ぐらい持っててくれよ」と思ってしまいます。

私の場合は、プロの心理カウンセラーに、つい期待してしまい、それが裏切られる格好になることが多いので、嫌いになってしまったのだと思います。

また私は、カウンセラーと名乗っておきながら、臨床もせずにカウンセリングを教えてばかりいる人も好きではありません。それは私が、そんなカウンセラーを軽蔑している気持ちもあるかもしれませんし、ラクしてお金儲けをしている彼らが羨ましいだけなのかもしれないですし、勝手にライバル視して、イライラしているだけなのかもしれません。

次に、私は、かれこれ30年ほど前のことですが、子育て中、小さな自分の子どもが、鈍臭くて要領が悪いことに対し、凄くイライラしたことがあります。これも同族嫌悪です。私(竹内成彦)は、かなり鈍臭いです。要領も悪いです。それで、いつもオイシイ部分を人に取られてしまいます。そんな自分が嫌だから、そんな自分に似た部分を持っている我が子に嫌悪感を覚えたのだと思います。

この記事をご覧の方で、自分の子どもを愛せないことに悩まれてらっしゃる方がいるとしたら、ひょっとするとそれは、私と同じ、同族嫌悪かもしれません。
そういう場合は、そんな気持ちを無理に抑え込むのではなく、まずは自分のことを、欠点も含め、まるごと受け入れてあげましょう。そうすれば、きっと自分に似た我が子のことも愛せるようになるでしょう。

以上、いろいろ述べました。

同族嫌悪してしまう原因は、
1.相手に対し、勝手に、自分と同じ実力を期待するから。
2.相手に対し、嫉妬するから。
3.相手に対し、ライバル心を燃やすから。
4.相手の行動に、自分の嫌っている欠点部分を刺激されるから。

次に、どうしたら同族嫌悪しなくなるか? ですが、
1.自分が同族嫌悪していることに気付くこと。
2.どうして同族嫌悪しているか? 理由を把握すること。
3.自分を受け容れること。
4.自分と他者を比較するのをやめること。
以上です。

最後にもう1度言わせてください。
同族嫌悪している状態は、精神上うるわしくないです。
だから出来るならば、自分と似たような人を嫌悪しないようにしましょう。

はい、私(竹内成彦)も頑張ります。
というわけで、今日は、「同族嫌悪」についてお話しさせて頂きました。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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