飯田橋駅のB3出口を出てすぐ。神楽坂のメイン通りをのぼり、最初の路地を曲がると見えてくる「神楽坂 むすびや」さんに行ってきました。2016年1月にオープンしたおにぎり専門店です。

お米は「おむすびに最も適したものを」と、五つ星お米マイスターが厳選した「一等米贅沢ブレンド」を採用。塩や海苔にもこだわり、定番から変わり種まで30種類以上の具から作りたてのおむすびが選べます。

入口の引き戸にもおむすびを発見！これは大工さんの遊び心で生まれたものなのだとか。オープン以来、多くのお客さんがここに手をかけて開けたのでしょうね。こすれたような跡がなんとも味わい深く、お店の歴史を感じます。

鶏の唐揚げとお味噌汁が付いてくる、お得なセットあり

落ち着いた雰囲気の店内に入ると、まずはイートインかテイクアウトかを聞かれます。イートインの場合は、オープンキッチンを囲むL字のカウンター席へ。おむすびがずらりと並ぶショーケースもあり、テイクアウトの場合はそちらから購入できます。また、お弁当の用意もありました。

イートインメニューは好きなおむすびと一緒にお味噌汁と鶏の唐揚げが付く「むすびやセット」があります。その他に「お茶漬けセット」も。

次のページをめくると、おむすびメニューがずらり！体を気遣った手作りの具は「鮭」「うめ」「おかか」などの定番から、「数の子雲丹」「海苔佃煮チーズ」など、ちょっと珍しいものまで35種類ほどが載っています。右ページの「こだわりむすび」と「特選むすび」はちょっとお値段高め。いくつかの具材を一緒ににぎってもらうこともできるそうで、組み合わせを含めると何百通りものおむすびが楽しめそう！

粒立ちの良いごはんにまろやかな塩気、やわらかな海苔が一体化

この日は「塩むすび」と「葉わさび」の2個セットを。おむすびは趣のあるスズ竹のざるで提供され、たくあんも添えられています。

ふくふくと粒立ちの良いごはんに、ふわっと軽くやわらかな食感の海苔が一体化。塩は沖縄県・粟国村で作られる「粟国の塩」を煎ってから使っているそうで、お米や海苔の風味を生かしたまろやかで優しい塩気。思わずため息が出てしまうような、しみじみとした美味しさです。

人気具材のひとつだという佃煮の「葉わさび」。甘い口当たりの後、後味にピリッと舌に感じるわさびの爽快感がクセになります。

セットのお味噌汁もホッとするおいしさ。昆布をベースに鰹節もほんのりと香る出汁。後味にふんわりと香ばしさやコク深さを感じるなと思ったら、仕上げに練り白ごまを少々加えているとのこと。具材はその日によって変わるそうで、この日は玉ねぎに、お麩、油揚げ、わかめなどが入っていました。

揚げたてジューシー、塩麹唐揚げがごはんに合う！

印象に残ったのが、揚げたての唐揚げ！塩麹入りの漬けだれで味を付けてあり、オーダーごとに揚げてくれます。皮はパリッ、肉汁はジュワーッと。色は薄めですが、しっかりとした味付け。添えてある柚子胡椒とも良く合います！

この日訪ねたのは平日13時過ぎでしたが、14時を待たず13時半頃にはお昼の分のごはんが終了してしまっていました。おむすびをじっくり選んで食べるなら13時頃までに入店した方がよさそうです。

美味しかったので別日にも訪ねてみました。先日はシンプル＆定番だったので、今回は変わり種を。「チーズ明太」は2種類のシュレッドチーズを明太子と一緒に合わせたもので、適度な塩気とまろやかさが楽しめました。「卵黄味噌漬け」はねっとり濃厚な旨み！ごはんがすすみます！

卓上にはごま油や七味なども並んでおり、調味料での味変も楽しめそう。オリジナルの「肉すい」も気になりますね…！

「むすびや」では前日までの要予約で、小さめおむすびを15～20個セットにした「華むすび」もあります。手土産やパーティーにも良さそう！

4月1日からの改定後の価格は、お店の公式サイトのメニューに詳しく掲載されています。Instagramではおむすびの具材やお米の話など、お店のこだわりをうかがい知ることもできますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

「神楽坂 むすびや」公式サイト

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