冬の野草を自分で摘んで自分で作る 今年の七草粥はこだわりの自作で【身近な場所にも材料は生えている】
今年も七草粥の季節がやって来ました。
最近ではスーパーマーケットの野菜売り場で七草粥用の七草全種がセットになった物を売っていますね。でも、拘るならやはり身近な自然の中で自分で採った七草で作ってみたいものです。とは言え、限られた場所で春の七草全種を見つけることは意外に難しいものです。今回は春の七草には拘らず、身近な場所で見つけることが出来る早春の野草を使って春の野草粥を作ってみる事にします。
私が生活する近くの道端ではハコベ、セリ、セイタカアワダチソウ、ハルジオン、ヨモギが生えていましたのでこれを利用してみました。
皆さんがトライする時には、それぞれお住まいの地域で簡単に見つけることが出来る野草を利用すれば宜しいかと思います。思いつくところでは、ナズナ、タンポポの葉、ヒメジョオン、スイバ、オオバコ、ハハコグサ、ハマダイコン等々、他にも数多くありそうです。都会の道端などでもハコベやタンポポなどが生えているのを見かけます。とにかく自分が住んでいる地域で自然に生えている野草だけを使って作ってみましょう野草を取る時には、採取する場所で大雑把に汚れなどは除いてから持ち帰るとその後の調理が楽になります。
持ち帰ったら軽く洗って水気を切ってから適当な大きさに刻んでおけば野草の下準備は完了です。
野草が準備できたらお粥を炊く準備をしましょう。
お粥は炊いた米(いわゆるご飯)に水を加えて煮て作る事も出来ますが、生の米から炊いて作ったほうが、炊きあがったお粥の米が完全に煮溶けた糊状になること無くシャキッとした状態で仕上がり、米本来の美味しさを味わえるお粥が作れます。
/// 生の米からお粥を炊いて野草粥を作る方法 ///
使う米の分量は普通のご飯茶碗2杯分のお粥を作るなら米は0.5合で米を研ぐ必要はありません。
- 鍋に米を入れたら米の容量の7倍の水を加える
- 塩を一つまみ加える
- そのまま30分ほど水に浸す
- 浸し終えたら鍋に蓋をせずに火に掛ける
- まずは強火で沸騰させる
- 沸騰したら直ぐに弱火にして吹きこぼれずに沸騰を維持出来る火加減で蓋をしないで10分間煮る
- 米を10分間煮たら野草を入れて軽くかき混ぜる
- 再沸騰が始まる直前に火を止めて蓋をする
- 蒸らしとして蓋をしたまま3分間置いておけば出来上がり
美味しく作るコツはとにかく米は生の状態から煮る事と、野草を入れたらその後は煮過ぎない事です。野草は少し多めに入れたほうが風味が際立って美味しいです。早春の素朴な味覚を是非楽しんでみて下さい。
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