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北海道の温泉も! 東京から2時間以内でアクセスできる「冬に訪れたい温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

東京の魅力のひとつは、どの地方に行くにもアクセスがよい、ということだ。電車や飛行機に乗りこめば、あっという間に非日常の空間を旅することができる。

そこで、今回は東京から約2時間以内でアクセスでき、日本らしい冬を満喫できる温泉地を5つピックアップした。寒い日が続く今、温泉で心も体も癒やされよう。

ただ、「約2時間」はあくまでも目安。出発地や乗換待ちなどの時間は厳密に考慮していないので大目に見ていただきたい。

①越後湯沢温泉(新潟県)

東京駅から新幹線で約70分。新幹線に乗り込んで駅弁でも食べていたら、すぐに到着する距離。しかも、駅を降りたら徒歩圏内に温泉宿が点在する。

スキーリゾートとしても人気があり、冬は雪見風呂も楽しめる。

泉質の高さに定評がある共同浴場「山の湯」
泉質の高さに定評がある共同浴場「山の湯」

②湯の川温泉(北海道)

羽田空港から函館空港まで80分。空港からバスで10分。「日本一空港から近い温泉街」。飛行機に乗り込むまでに時間はかかるが、ひとたび離陸すればあっという間に温泉街に到着する。

電車を乗り継いで首都圏の温泉地に行くより、北海道の温泉へ飛んだほうが意外と近かったりする。雪景色の函館は見どころもいっぱい。

湯の川温泉の鎮守「湯倉神社」
湯の川温泉の鎮守「湯倉神社」

③飯坂温泉(福島県)

東京駅から福島駅まで新幹線で100分。飯坂電車に乗り換えて約20分。飯坂温泉の終点に温泉街が広がる。風情のある小さな旅館から大型旅館まで数多くそろうので、自分の好みや目的に合わせて選ぶといいだろう。

鯖湖湯をはじめ共同浴場が充実しているのも魅力。アツ湯で有名な温泉なので、体が冷える冬にこそ訪れたい温泉地だ。

④伊東温泉(静岡県)

東京駅から特急で約105分。全国屈指の源泉湧出量を誇る東伊豆の名湯。広範囲に温泉宿が点在するので、宿によっては駅からバスやタクシーに乗る必要がある。

源泉かけ流しの宿も多く、共同浴場の湯めぐりも楽しい。東海館をはじめ文化的な観光スポットや飲食店が多いのも魅力である。

冬は少しでも温かいエリアに行きたいという人におすすめ。「熱海や箱根は混んでいるからちょっと……」という人にも向いている。

観光スポット「東海館」では入浴もできる
観光スポット「東海館」では入浴もできる

⑤下諏訪・上諏訪温泉(長野県)

新宿駅から上諏訪駅まで特急で約130分。少々時間はオーバーするが、特急を使えば乗り換えなしで到着する。

諏訪湖のほとりには湖を望む宿が並ぶ「上諏訪温泉」と、昔ながらの宿場町風情を残す「下諏訪温泉」がある。源泉が豊富で共同浴場が多いのも魅力。

寒さの厳しい冬には諏訪湖の湖面が凍り、氷の造形美が楽しめる。ワカサギ釣りも体験できる。

下諏訪の温泉街
下諏訪の温泉街

高橋一喜|温泉ライター

386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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