湯の質にこだわりたい!「源泉かけ流しが楽しめる温泉」5選【山梨編】
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山梨県は歴史のある温泉地から、上質の湯が湧く日帰り温泉まで、温泉ファンに愛される温泉が多い。特に甲府周辺は、温泉ファン垂涎のぬる湯やモール泉が湧くエリアである。ビジネスホテルにも良質な温泉がかけ流されているところが多い。
また、首都圏からは日帰りも可能で、アクセスしやすいのも魅力だ。
そこで、源泉自慢の山梨県の温泉を5カ所紹介したい。
韮崎旭温泉(韮崎市)
甲府盆地の田園地帯に湧く日帰り温泉。浴室は内湯のみだが、約37度とぬるめの透明が掛け流しにされている。特徴は入浴すると体にびっしりと付着する気泡。温泉が新鮮である証拠だ。ぬるめの湯なのでゆっくりと、鮮度の高い源泉を満喫することができる。休憩もできるデッキからは富士山を拝めることも。
奈良田・西山温泉(早川町)
山梨県の南西端に位置する早川町は、日本で唯一人口が1000人を切る「町」として知られる。そんな静かな環境にある早川町には、山深い早川渓谷に沿って7つの温泉地が並ぶ。渓谷の奥に進むほど秘湯感も高まり、西山温泉「湯島の湯」、奈良田温泉「奈良田の里温泉」「白根館」などでは気軽にかけ流しの極上湯を楽しめる。交通の便が悪いのでドライブで訪れるのがおすすめ。都会の喧騒とは無縁の静かな時間を満喫できる。
正徳寺温泉(山梨市)
果樹園の中にポツンとある日帰り温泉施設「初花」。内湯には33.9度の源泉がそのままかけ流し。一度つかると出られなくなる気持ちよさだ。広々とした庭園露天風呂もリラックスできる。もともと鰻養殖用の井戸を掘っていたところ温泉が湧き出した経緯があり、併設された食事処では、本格的なうなぎ料理を楽しめる。
山口温泉(甲斐市)
住宅街にひっそりと佇む小さな日帰り温泉。36.2度の湯がかけ流し。体温とほぼ一緒なので、湯と体の境目があいまいになる感覚を楽しめる。貯湯槽を設けずに、直接源泉を浴槽に掛け流している。つかっていると全身に気泡がつくのは、新鮮な源泉である証拠だ。思い切り長湯が楽しめる「ぬる湯」の名湯である。
下部温泉(身延町)
山あいに佇む素朴な温泉地で、1200年の歴史をもつ古湯。ひっそりとしているが、どこか郷愁を誘われる温泉街はにぎやかさとは無縁。静かな温泉街は時が止まったかのようだ。昔から湧く20~30度代のぬる湯が特徴で、温冷交互浴に励む湯治客も多い。源泉にこだわるなら足元湧出の古湯坊源泉館(宿泊のみ)がおすすめだが、他の旅館の多くで源泉かけ流しの温冷交互浴を体験できる。ほとんどの宿で適温の湯船も備えているため、冷泉と交互につかることにより体の芯まで温まる。