叡王位リーチ、史上最年少三冠は意識せず 藤井聡太挑戦者(19)叡王戦第3局終局後コメント
藤井聡太挑戦者「中盤、どうバランスを取るか、難しいのかなと思っていました。(69手目)本譜▲8四角から玉頭を手厚くしてどうかなと思ったんですけど、ただ、進んでみると打った角と桂の働きが弱いので、あまりうまくいってないのかな、という気がしました。そのあと攻め合いになって、実際、こちらの玉もかなり怖い形が続いていたので、最後までどうかわからなかったです。(75手目▲3五歩と突き捨てた)あのあたりは、なんかやっぱり、7五角と6六桂が目標になってしまいそうな感じなので、自信がないと思ってやっていました。(第2局は逆転負けだったが)本局については盤上に集中して指せたかなと思います。(五番勝負は2勝1敗で)これでリーチという形になったんですけど、それは意識せずにまた、これまで通りの気持ちで第4局に臨めればと思ってます。(将棋史上最年少三冠の記録については)いや、それは・・・。そうですね、なんというか、自分としては意識することではないのかな、と思います」
豊島将之叡王「(78手目)△6五歩とか打つタイミング、あのあたりで。▲3五歩突かれたところとか。中盤戦でもうちょっとうまく指す順があったと思います。(序盤は)考えていた作戦だったんですけど。(カド番となった第4局は)気持ちを切り替えてまたがんばりたいと思います」