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まだ間に合う! 「紅葉が美しい北陸の温泉地」4選

高橋一喜温泉ライター/編集者

東北エリアや山間部では紅葉のピークを過ぎているが、北陸エリアでは、まだまだ紅葉を楽しむことができる。

紅葉を愛でつつ、温泉で心身を癒やすことができれば最高だ。

そこで、紅葉が美しい北陸エリアの温泉地を4カ所紹介したい。

宇奈月温泉(富山県)

黒部峡谷の玄関口に位置する温泉地。旅館などが立ち並ぶ温泉街には日帰り温泉や足湯、美術館、遊歩道などが整備され、散策も楽しめる。特に宇奈月ダム周辺は紅葉の絶景スポットとして人気で、日帰り温泉「とちの湯」では湯船につかりながら黒部の山々を望むことができる。

山中温泉(石川県)

松尾芭蕉も湯を気に入って滞在した歴史ある温泉地。山々に囲まれた温泉地は紅葉の名所が多く、とりわけ「鶴仙渓」のこおろぎ橋の紅葉は絶景スポットである。鶴仙渓は遊歩道が整備されているので、ゆっくり散策しながら紅葉を愛でることができる。例年11月中旬が見頃。シンボルである「菊の湯」は、日本最大スケールの共同浴場。

粟津温泉(石川県)

北陸最古とされる温泉地。その象徴である旅館「法師」には、歴史を重ねてきた趣きある庭園があり、紅葉の季節は美しい。粟津温泉からも近い「那谷寺」は観光客に人気の紅葉スポット。約23haの境内には不思議な形をした岩が並び、ヤマモミジなどの紅葉を楽しめる。

山代温泉(石川県)

「総湯」と呼ばれる共同浴場を中心に旅館が立ち並ぶ温泉地。その街並みを「湯の曲輪」といい、独特の風情を醸し出している。明治時代には多くの文化人に愛され、芸術家の北大路魯山人のゆかりの名旅館などが今も人気を集めている。温泉街にある「薬王院温泉寺」では赤く染まったモミジの紅葉を見ることができる。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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