W杯メンバー発表のサプライズに惑わされるな
今日発表されたW杯のメンバー発表。テレビのスポーツニュースをはじめとする各メディアは、「いよいよ、決定」と、その瞬間を待ちわびていた様子だった。「サプライズ」があればあるほどニュースの価値は上がる。美味しい話であることは確かだ。
98年フランス大会はカズと北澤が外れた。02年日韓共催大会は、中村俊が外れ、中山と秋田が「ベテラン枠」で入った。06年ドイツ大会は巻が滑り込み、10年は川口がベテラン枠で入った。過去4大会、最終メンバーの発表には、大なり小なり驚きに値する要素が含まれていた。
今回も。そこに訴求力を見いだしたい気持ち、「サプライズ」を期待したい気持ちは分からないではない。大久保は入るのか。それはそれで、重要な問題かもしれないが、これは「紅白歌合戦に出場する歌手の発表」ではない。「AKBの総選挙」でもない。代表サッカーのコンセプトのド真ん中に位置するものではない。
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