食材を工夫して!介護食でも食べられるチンジャオロースのコツ
テレビで「町中華特集」をみていた、わが家の介護メンズ。大人しくみていると思ったら「たまにはチンジャオロースが食べたい」と言い始めました。確かに、作ってなかったし、たまには食べたいか~と思い、作ることにしました。
さて、材料を考えると「タケノコ」「牛肉」「ピーマン」と介護食を食べてる介護メンズには少々不安な食材を使用しています。でも「食べたい」意欲は尊重したいと思い、少し材料と調理法を工夫することにしました。
まずは「タケノコ」ですが、以前テレビでタケノコの代わりに「ジャガイモ」を使用している料理家の方がいました。そのアイディアを活用しようと思い「じゃがいも」を千切りにして、水にさらしてからレンジで2分~3分ほど電子レンジで加熱しました。先にある程度加熱しておくと炒めるだけで柔らかくなり、見た目もタケノコのようになります。
「牛肉」は、豚バラ肉で代用します。豚バラ肉を1口大に切り、下茹でして先に加熱をしておきます。豚バラ肉は脂も多く肉も柔らかいので、お肉の中でも食べやすいです。下茹ですることで炒めすぎて肉が硬くなることを防ぎます。
「ピーマン」は縦に千切りにします。すぐに火が通るので、先に加熱せず炒める時間を通常より長めにすることで、柔らかくなります。
ここから、合わせ調味料を作ると手作りで素敵だと思いますが、私は「合わせ調味料」まで作れない!と開き直り市販の「青椒肉絲の素」を使います。これなら、材料さえ用意すればあとは炒めるだけで完成です。じゃがいもの黄色がタケノコの色と似ているので見た目の違和感がなく、満腹感もあります。また、じゃがいものでんぷんで少しとろみがつくのでなめらかで食べやすいようで、介護メンズにも好評でした。
「食べれない」とあきらめず「代用ができる食材」を普段から知っていると他の料理にも応用ができ、また新しい発見があるかもしれません。まだまだ私も使える食材の組み合わせでチャレンジしてみようと思いました。
※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。また、たんぱく質、塩分、脂質制限など食事制限をされている方も、かかりつけの医師や訪問看護さん等医療関係者にご相談してくださいね。