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「お通じ」は必ず聞かれる大切なことなんです(便通改善その1)

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

わが家の介護メンズは訪問看護さんが来ると必ず「お通じはありますか?」と聞かれます。そして、お通じがあれば特に問題はないのですが、お通じがないと「いつから出てないですか?」と聞かれます。そしてお腹の具合を聴診器で確認します。

介護が必要な方は、

1.運動することが難しい

2.食物繊維の少ない食事形態(柔らかい、ミキサー食など)により食物繊維の摂取が低下する

3.便意を感じにくくなる

4.薬の副作用で便秘になりやすくなる

5.のどの渇きを感じずらくなり水分の摂取量が減る

などから便秘を発生する可能性が高くなります。

便秘は本来体外に出すべきものが体内に残っているので、不快感のある状態が続くだけでなく、悪化すると腹痛や発熱を伴う場合もあります。また生活習慣病を発症させる原因になります。

介護食とお通じ問題は、切っても切れない関係があります。それは食事の内容によって便通改善をすることができるからです。「お通じ改善のためには食物繊維をとりましょう」なんていう言葉も聞いたことがあると思いますが、介護食に食物繊維をたっぷり入れようとすると少し難しくなります。

ごぼうやれんこん等の根菜類は硬くて食べられない、きのこ類も繊維が気になってあんまり食べたくない。イモ類ばかりではお腹がいっぱいになり他のものが食べられない。レタスなどの生野菜も量をたくさん食べることは難しい。と考え始めたら少々難問です。また全体に食べる量が減っていると食物繊維が多いものばかりを食事に出すわけにはいかない…。体の事を考えると食事の内容はできるだけバランスよくしたい。下剤などは他の薬との相性もあるのでできれば食事でなんとかしたい!

また介護の有無に関わらず便秘に悩む人もいるのではないでしょうか。食生活の偏り、運動不足、水分不足、ストレスなど…。正直私も介護に追われて運動不足とストレスでお通じに関しては悩んでいます。そこで、介護メンズと一緒に私もお通じに良い食生活を考えてみたいと思います。何回かに分けて発信していきますのでぜひ、その2をお待ちください。

※すでに食事指導を受けている方は、医師や看護師さん、管理栄養士などにご相談してくださいね。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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