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実は介護食におススメ!魚肉ソーセージ!種類も豊富で介護食のレパートリーを増やしませんか?

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

一見、介護食には向いていないと思われる魚肉ソーセージ。実は介護食に向いているんです。「でも食べづらくない?かみ切れないのでは?」と見た目から介護食に向いていないと思う人も多いのでは?ですが、ちょっとのコツで介護食に使えるとても便利な食材なんです。今回は介護食に向いている魚肉ソーセージの使い方についてご紹介します。

丸い棒状で「介護食に向いていない」というのがパッとみた時に印象に残ります。ですが、介護食は食材をそのまま食事として出すということはできません。必ず柔らかくする、一口大に切るなどひと手間が必要です。魚肉ソーセージもそのひと手間を入れることで介護食に変身します。

お肉から作られているウィンナーソーセージと違って魚肉ソーセージは「薄い皮」がありません。「あのパリッとした食感が好き」という人も多いと思いますが実は介護食を食べている人からすると、「あの薄い皮が引っかかるので怖い」という人もいます。わが家の介護メンズも魚肉ソーセージの方が食べやすいと言います。なのでわが家は魚肉ソーセージの使用回数が必然的に多くなります。

また常温でも保存ができる魚肉ソーセージは防災備蓄品、ローリングストックの1つにしています。低脂肪、高たんぱく質で加熱しなくてもそのまま食べられること、常温保存もでき包丁も使わず食べる人の食べやすい大きさにキッチンばさみでカットして使用できます。ゴミもかさばりません。

普通の食事が食べられる人は「丸かじりでいいや」と言って、フィルムをむいてそのままパクリ!という人もいると思います。(私も小腹が空いたときはそのままパクリと食べます。)ですが、介護食ではそれは危険です!かみ切れない、大きすぎて詰まってしまうというリスクが発生するからです。そこで「食べやすい大きさに切る」という工程が大切になります。食べる人の噛む力にもよりますが、丸のまま薄切りにするよりも斜めに薄くスライスしたり、縦に細く切る方が噛みやすいようです。また、そのままでももちろん食べやすいですが少し加熱すると「ふわっ」としてより噛みやすくなります。ポイントは加熱しすぎない事です。軽く焦げ目がつくくらいがふんわりして食べやすいです。

わが家では、ウィンナーの代わりに使用しているので、普通に塩コショウで炒めたり、ナポリタンや焼きそばの具にすることが多いです。また食パンに魚肉ソーセージ、チーズ、ケチャップをのせてピザトーストにすると、たんぱく質もしっかり取れて簡単に済ませたい日の昼食におススメです。

使い道色々な魚肉ソーセージをストックしてあると「ちょっとたんぱく質が足りない」という時に簡単に利用できるのでとても便利です。また最近は魚肉ソーセージに対する注目も高くなっているのか、種類が豊富です。昔ながらのものもあれば使用されている魚がイワシ、のどぐろ、鮭、サバ、帆立と材料が違うものが多く、購入する時に悩んでしまいます。またチーズが入っているものもあります。それだけでも驚きですが、最近では特定保健用食品のDHA入りリサーラソーセージωという商品も発売されていて驚きました。青魚に多く含まれているDHAがさらに強化されているソーセージの登場に「これは試してみたい」と思う商品です。

たんぱく質だけでなくDHA(ドコサヘキサエン酸)が含有されている食品は珍しく、介護食を作るのにどうしても摂取が難しくなる栄養素の1つが強化されているからです。DHAは「私たちの体に必須の脂肪酸(栄養素)」です。DHAは中性脂肪、コレステロールの低下に効果があると言われています。年齢問わずに摂取したい栄養素の一つです。脂肪酸は体内ではほとんど作られず、食事から接種するしか摂る事ができません。

それが手軽にとれるのはとても便利で、介護食で足りない栄養素を補うことができます。どうしても介護食を食べる人の食事は食べられるものも限られるので栄養が偏りがちになります。なので食品に含まれていると料理に取り入れるだけで栄養が摂取できるので手軽に栄養を増やせるので便利です。介護食を考える時に栄養について考える手間が少しでも減ります。このような商品が増えると介護食を作る人も栄養について色々考えずに済むので上手に活用していきたいですね。

魚肉ソーセージの種類に関わらず介護食で使用する時は、切り方に工夫をすればどのソーセージでも食べることはできます。お好みの魚や気になる栄養素で選んでみるのも楽しいですよ。

※魚肉ソーセージは種類によってアレルギー表示法義務の特定原材料が含まれています。使用の時は原材料の確認をしてくださいね。

※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や歯科医、訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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