前田健太の契約総額は前回より少し減少も、年平均額は4倍近く上昇。2年2400万ドルでタイガースへ
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来シーズン、前田健太は、デトロイト・タイガースの投手としてマウンドに上がるようだ。ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマンが2年契約と報じたのに続き、ESPNのジェフ・パッサンは2年2400万ドルと伝えている。
前田は、2015年のシーズン終了後にポスティング・システムを利用し、翌年の年明けに、広島東洋カープからロサンゼルス・ドジャースへ移籍した。その後、20102020年2月のトレードでドジャースからミネソタ・ツインズへ移り、今オフにFAとなった。
ドジャースと交わした契約は、8年2500万ドルだった。今回の契約は、パッサンが報じたとおりだとすると、2年2400万ドルなので、総額はほとんど変わらない。けれども、年数がまったく違い、それぞれの年平均額は、312万5000ドルと1200万ドルだ。4倍近くアップすることになる。
来シーズンの開幕早々、前田は、36歳の誕生日を迎える。にもかかわらず、年平均額がこれほど上がるのは、前回の契約が、メジャーリーグで実績がなく、出来高がついていた――トレードに際しては100万ドルを得た――とはいえ、あまりにも安かったということだ。今回の契約も、そう高額というわけではない。
今シーズン、トミー・ジョン手術から復帰した前田は、先発20登板と最後のリリーフ1登板で計104.1イニングを投げ、奪三振率10.09と与四球率2.42、防御率4.23を記録した。4月下旬から約2ヵ月にわたって離脱したものの、6月下旬以降の先発16登板は、85.0イニングで奪三振率10.38と与四球率2.44、防御率3.39だ。健康さえ維持できれば、エースとまではいかなくても、ローテーションの2番手や3番手を務めることができるだろう。
ちなみに、新たなホームとなるコメリカ・パークでは、通算先発6登板で防御率3.44。今シーズンは、6月23日と8月10日に計11イニングを投げ、ホームランによる1点しか取られていない。