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【現役のプロ心理カウンセラー】が教える「正しい休養の取り方」および「週末の上手な休み方」について。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

正しい休養の取り方

皆さんは、休日をどのように過ごしていますか?
正しく休養を取って、また明日からの英気を養えていますか?

実は、休養には2種類あります。
ひとつめは積極的休養です。ふたつめは消極的休養です。

積極的休養とは、どこかへ遊びに行って、楽しい刺激を得ることです。
消極的休養とは、家でダラダラ過ごして、刺激を受けないことです。

基本的には、頭脳労働をしている人は、積極的休養のほうが休まり、肉体労働をしている人は、消極的休養のほうが休まります。

あなたはどちらでしょうか?

1番良くないのは、気がついたら何もせずに1日が終わっていて、結果的に消極的休養になっていた…というパターンです。こういう日を送ると、せっかくの休日を無駄に過ごしてしまったような気がして気持ちが晴れません。

よって、休むのなら休む、遊びに行くのなら遊びに行く、
と決めて、前向きな気持ちで消極的休養と積極的休養を取るべきです。

私は、心理カウンセラーという身体を動かさない仕事をしているので、休みの日は、身体を動かして、積極的休養を取るようにしています。そうすれば、しっかり脳が休まり、また明日から仕事を頑張ろうと思えてきます。

何気ない休日の過ごし方ですが、
皆さんもちょっとだけ積極的休養と消極的休養を意識されてみてはいかがでしょうか?

休日で疲れる理由(週末の上手な休み方)

皆さんは、せっかくの週末を、家でダラダラ過ごし、よけいに疲れてしまったという経験はないでしょうか?

私はあります。

実は、多くの人は、家でダラダラ過ごしている時にも、何かしら考えてしまっているものなのです。いわゆる雑念という奴です。そして、雑念の大半は、過去の出来事の悔いや、将来の心配で占められています。そう、私たち人間は、知らず知らずのうちに、マイナス感情に支配されがちな生き物なのです。だから脳が不快な疲れ方をしてしまうのです。

よって、週末は、非建設的なことを考えないように過ごしましょう。
コツは、休日の午前中、運動をすることです。そうすれば、理由なく気持ちが前向きになり、午後からマイナスなことを考えにくくなります。本当です。「身体を動かすことが嫌い」と仰る方も、ゆっくり休むためにも、まずは運動をしてみては如何でしょうか?

その他、週末に激しく遊び、刺激をいっぱい貰い過ぎて疲れてしまう人もいます。そういう人は、遊びの量、刺激の量を減らして、ひとりゆっくり休日を過ごしてみては如何でしょうか?

週末は、遊びに行くのもヨシ、家でゆっくりするのもヨシ、どちらにしても自分の納得のいく休みになるよう過ごしましょう。じゃないと、日が暮れる頃、「せっかくの週末だったのに…」という後悔の念が沸き、休日にも関わらずどっと疲れを感じてしまいます。

最後に、休日は、何かしら今までにしたことがないことをちょっとだけするのがコツです。そうすると脳は活性化し、疲れも吹き飛びます。

というわけで今日は、「正しい休養の取り方」「休日で疲れる理由(週末の上手な休み方)」というテーマでお話しさせて頂きました。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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