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【泉南市】アジサイを愛でながら小道を散策。晴れの日も雨の日も見所満載の『長慶寺』6/9(木)の様子。

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉南市・泉佐野市)

毎年楽しみにしているアジサイ。梅雨に入る前の憂鬱な気持ちとアジサイの開花を楽しみにしている気持ち。ちょっと楽しみが上回るから、この時期を乗り越えられるような気がしています。

『長慶寺』は、神亀年間(724年頃)行基により創建され、聖武天皇の勅願寺であったと伝えられています。

毎年6月に約6000株の色鮮やかなアジサイが楽しめる“アジサイ寺”と呼ばれるお寺。全山がアジサイで彩られ、「アジサイの小道」「アジサイの谷」「厄除けの石段沿いのアジサイ」などスポットごとに違う花姿を見せてくれるから、散策しながら趣の違うアジサイを楽しむことができます。

「今年は花芽が少なくて…」と『長慶寺』の奥様から事前にお話は伺っていましたが、それでもやっぱり行きたくなる、『長慶寺』は、見所満載の素敵なお寺なのです。

6月9日(木)、取材も兼ねて主人と一年ぶりの参詣です。

本堂までの道案内をしてくれる可愛い小僧さん。一休さんみたいですね。

きれいなアジサイに囲まれて、心なしかうれしそう。

「アジサイの谷」の周りにたくさんの人が集まっていました。

『長慶寺』には、さまざまな魅力的なスポットがあるのですが、中でも「アジサイの谷」の、他では見ることのできない幻想的な風景は圧巻です。

杉木立の中がまるで深海のよう。色とりどりのアジサイの競演は、これからが見頃です。

境内には、満開のアジサイや、つぼみのアジサイも。

咲く場所によっていろんな表情を見せてくれるこの時期は散策していても楽しいです。

本堂横に建つ多宝塔「開山堂」の布袋さん。満面の笑みで訪れる人を和ませてくださいます。

おみくじの横にひょっこり「墨田の花火」が顔をのぞかせていました。

花火を打ち上げたように広がった花弁が愛らしいですね。

「カシワバアジサイ」は、葉の形がカシワに似ていることが、和名の由来なのだとか。

枝先に円錐形の花序を出したくさんの花を咲かせます。色々な種類のアジサイを探してみてくださいね。

参道沿いのアジサイは、ほぼ満開です。手入れの行き届いたきれいな石畳にロイヤルブルーのアジサイが、目にも鮮やかです。

迫力のある2つの三重塔。右側の塔は六重塔に見えますが、裳階(もこし)創りの三重塔なのだそう。仏堂や塔などで、軒下壁面に付いた庇状構造物のことを裳階というそうです。

鐘楼も大きくて迫力がありますね。

開山堂近くの駐車場から歩いてきたのですが、「厄除けの石段」を上りたいので一度下りたいと思います。

石段沿いのアジサイは、まだこれからが見頃でしょうか。

「厄除けの石段」は、100段あり、女性は33段目、男性は42段目を上がったところで厄除けを念ずれば、ご利益があるそうです。さっそく念じてみたいと思います。

主人は42段目で念じます。

そしてわたしは、33段目。どうかご利益がありますように…。

石段のアジサイは、これからが見頃です。

石段の途中に「アジサイの小道」に続く道が…

『長慶寺』の境内には、西国三十三ヶ所、坂東三十三ヶ所、秩父三十四ヶ所の各ご本尊の石仏が祀られています。100体の石仏の愛嬌のあるお姿とアジサイの競演も見所のひとつです。

木洩れ日に照らされた色鮮やかなアジサイを愛でながら、のんびり散策します。

個人的にココは、フォトジェニックスポット。

当日の様子をお伝えしたくて駆け足でご紹介いたしましたが、“アジサイ寺”『長慶寺』の魅力は他にもたくさんあります。

ご紹介したスポットそれぞれに魅力があり、実際に行かれてお気に入りの “アジサイスポット” を見つけてくださいね。

近畿地方ももうすぐ梅雨入りです。雨に濡れるアジサイもきっと素敵です。

【基本情報】

スポット名:「宗教法人 長慶寺」
住所:〒590-0504泉南市信達市場815
Tel:072-483-2692
定休日:年中無休
駐車場:あり(100台)
アクセス:JR阪和線「和泉砂川駅」下車徒歩12分、JR阪和線「新家駅」下車 コミュニティバス一丘方面回り「新家駅」バス停より「市場青年会場前」下車徒歩10分(泉南市さわやかバス時刻表(外部リンク)参照
開花情報については、せんなん花回廊・開花情報のページ(外部リンク)をご確認ください。

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ライター(泉南市・泉佐野市)

なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちの町のちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。皆様の日常がもっともっと楽しくなりますように。

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