【泉佐野市】高速船なら人気観光地まで “たった30分”「帰宅時刻15時30分」の非日常を味わう船旅
美しい水辺の景色が恋しい季節になりました。せっかく「海の街」に住んでいるのだから、もっと海を満喫しませんか?
今回は、日帰りでもたっぷり楽しめる “非日常を味わう船旅”のご紹介です。
梅雨入り間近の今、“素敵な夏” のイメージトレーニングにもぜひ。
「海から行く」という選択
みなさんは、関西国際空港(以下、関空)と神戸空港を結ぶ「ベイ・シャトル」という高速船をご存知ですか?
わたしたちの街から便利にアクセスできて、人気観光地・神戸までなんとたった30分!(*) しかも「神戸往復チケット(日帰りプラン)」なら、大人運賃(往復)2510円・*小児運賃(往復)1260円とお値段も魅力的です。*6~12歳未満 小学生
陸路もいいけど、潮風を感じながら「海から行く」という選択もありなのです。
*片道通常所要時間は31分ですが、関空12:00発便と16時30分発便は36分です。天候等の状況により到着時刻に遅れが生じることもございます。
「ベイ・シャトル」は、関空から毎日16便運航(6:30~深夜0:00まで約1時間おき)しており、非日常を味わいながら人気観光地へ気軽に行けるこの船を利用しない手はありません。今回は、“「帰宅時刻15時30分」目標”の日帰り旅のため、行きは「関空9時発」、帰りは「神戸空港海上アクセスターミナル14時発」の便を利用します。
(→ベイ・シャトル時刻表 参照)
「りんくうシークル駐車場」利用がお得
関空までのアクセスは、「りんくうシークル駐車場」(24時間駐車可)に車を停めて、「りんくうタウン駅」からJR or 南海(大人片道370円、小児180円)で行くのが便利でお得。「ベイ・シャトル 神戸往復チケット(日帰りプラン)」を利用すると、もれなく「りんくうシークル駐車場1日無料券」が発行されます。(「ベイ・シャトル チケットカウンター」で駐車券の提示をお忘れなく)
チケット購入から乗船までの流れ
関空に到着したら、第1ターミナルビル1Fにある 「ベイ・シャトル チケットカウンター」で 「神戸往復チケット(日帰りプラン)」(大人運賃(往復)2510円・小児運賃(往復)1260円)を購入します。
第2ターミナルビルにもチケットカウンターはありますが、連絡バス(*)乗り場まですこし歩くため、すぐ目の前にバス乗り場があるこちらが便利です。
*高速船乗り場まで「連絡バス」で移動(ベイ・シャトル利用者無料)
ここで一つ注意点があります。帰りのチケットの時間指定は、ここではできません。帰りの便が決まっている場合は「神戸空港海上アクセスターミナル」に到着した際、窓口で帰りの時間を指定しておくと安心です(団体さんの予約が入ると満席になることも!)。
「ベイ・シャトル」の公式ホームページ(外部リンク)から「事前予約・オンライン決済」もできますが、紙のチケットも記念品のひとつなので今回は窓口で購入します。
*公式ホームページからチケットを「オンライン決済」した場合、スマホで帰りの便の「時間指定」および「時間変更」が可能。(乗船予定便時刻の1時間前まで)
*クレジットカードや交通系ICカード、各種電子マネーも使えます。
連絡バスの出発時刻は8時45分です。
出発の10分前までに手続きを済ませておきましょう。
これから海へ向かい船に乗ることを思うと、なんだか遠足のような気分になってきました。
チケットカウンターを出てすぐ右手にある連絡バス乗り場へ移動します。
ふらふらとバスに揺られて5分ほど(*)で高速船乗り場に到着しました。車窓からの眺めも清々しく、素敵な旅のイントロでした。
*所要時間は道路状況によって異なります。
バスを降りると目の前に船乗り場へ続く桟橋があり、ここで一気にテンションアップ! まるでこの桟橋が “日常”と“非日常” をつなぐ架け橋のようで、その先に見える景色を想像し胸が高鳴ります。
そして、高速船が見えてきました。
今回、わたしが乗る高速船は「umi(うみ)」です。「ベイ・シャトル」の高速船は2隻あり、前回利用したときは「sora(そら)」でした。「sora(そら)」の座席シートは、以前は“おさかなさん模様”でしたが、現在はシックな“おとなブラウン”になっているとのこと。
チケットのQRコードをかざしていよいよ乗船です!
取材日はあいにくの曇り空でしたが、それでも明るく解放感のある船内に”旅気分”が盛り上がります。座席の配置もかなりゆったりとしていて、バリアフリー対応の6席と車いす用のスペース、お手洗いも完備しています。
さらに、自動販売機やひざ掛けもあり、片道30分とはいえ、快適に過ごす旅の準備はすべて整っている印象です。
海の上で感じる、そして思う
席につき、シートベルトを締めたらいよいよ出港です。
きらきらの海の先に見えるのは真っ赤な灯台。その右手に飛行機も見えてきました。
ゆっくりと旋回する船に身を委ねます。波のリズムがとても心地いい。
自然界には多くの「1/fゆらぎ」が存在するといわれていて、波のリズムもそのひとつなのだそう。ろうそくの炎、木洩れ日、川のせせらぎの音もそれにあたり、生体のリズムに近いことから深いやすらぎ感が得られます。
“1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)とは、パワー(スペクトル密度)が周波数fに反比例するゆらぎのこと。ただしfは0より大きい、有限な範囲をとるものとする。”
(出典:1/fゆらぎ Wikipedia)
ふと振り返ると、住む街がだんだんと遠く小さくなってゆきます。
広い海に出ると、自分が立っていた場所が実はとても小さな世界だということに気づかされます。人はその中で悩み、行きどころを失うような感覚になるのだと。
けれど、こうするべきなんてことは何ひとつなく「海から行く」選択のように、人生の手段もさまざま。「いつもとちがう道」を選ぶことは、そんな気づきを与えてくれます。航跡の力強さも手伝ってどんどん前向きな気持ちに。
そうそう、スマートフォンの位置情報で、自分の居場所を確認してみるのもおススメです。
喧騒から抜け出し、海にぽっかり浮かんだ “じぶん” を確認できます。なかなかこんな画面を見る機会もないので、ちょっと不思議な気分になりますよ。
想い出にスクショしても〇。
漁船やおもしろいフォルムの遊覧船とも出会いました。
「神戸空港海上アクセスターミナル」に桟着間近という頃、ようやく青空も顔をだし、水天一碧を感じて “30分の非日常” を終えました。
長くも短くもない“30分”という時間。
近頃、その時間の感覚を意識することなく過ごしていました。
旅は道中も楽しく、誰にも何にも縛られない時間をどう過ごすかはじぶん次第。
ひたすら、“心を無にする 30分” も良いかもしれません。
さあ、ここからは神戸の街へ飛び出し思いっきり遊びますよ!
「神戸空港海上アクセスターミナル」に到着したらシャトルバス(無料)に乗り神戸空港へ。そして、ポートライナーとJRを利用して南京町へ向かいます。
ちなみに南京町に到着した時刻は10時20分。
2時間30分 食べ歩き、お土産を買い、たっぷり遊んで「帰宅時刻15時30分」。
さて、このプラン、あなたはどう思う?
【基本情報】
「 ベイ・シャトル」
公式ホームページ(外部リンク)←ご予約はこちらから
*記事は取材当時のものです。
*荒天による欠航の場合、ご予約いただいたお客様には事前にご連絡いたします。運航状況はホームページにも随時掲載いたします。
*ご利用につきましては、「ベイ・シャトル」運送約款が適用されます。ホームページをご確認ください。
取材・撮影協力 株式会社 こうべ未来都市機構 海上アクセス事業部 / 関西エアポート株式会社