京都生まれ京都育ち、生粋の京都人みやこです。10年に一度と言われる最強寒波に見舞われ、京都でも毎日のように雪が降っています。そんな京都で積雪がまだ残る中、西陣の老舗に親子丼を食べに出かけました。

京都市営バス9系統「堀川今出川」バス停から西へ徒歩約10分、智恵光院通を上がり1つ目の信号を西に入ったところにある『鳥岩楼』。

もともと祇園にあった水炊きの名店が昭和20年に西陣に移転しました。当面の間は昼間のみ営業を行っており、水炊きの提供はされていません。

築百年以上という町家の二階で料理をいただきます。歴史ある店内は時代劇などにも出てきそうな雰囲気です。

奥の坪庭にはまだ雪が残っていました、なんとも言えない風情を感じますね。

メニューは「親子丼」のみ。
注文する必要もなく、待っていると人数分の親子丼が運ばれてきます。水炊きの鳥スープとお漬物も付いています。

真ん中のうずらの卵が特徴的な親子丼、サイズは少し小さめです。

卵がトロットロで鶏も柔らかくジューシーな味わい。さすがと言うべきか、今まで食べてきた親子丼とは比較にならないほど文句なく美味しい。また、少し濃い目の味付けのため、箸休めのお漬物とのバランスも最高に良くあっという間に食べ終わってしまいました。

京都の風情が味わえる老舗でいただく親子丼は、雰囲気も味も全てにおいて満足のできる一品でした。昨今の物価高の影響で2023年2月より価格が1,000円に改定されるようですのでご注意を。皆様も一度足をお運びになってはいかがでしょうか。

【関連記事】
【京都市下京区】行列必至！あっという間に売り切れる『おはぎ』の老舗

【京都市下京区】名物「まんぼ焼き」に舌つづみ。京都駅近の人気店、昭和23年創業『山本まんぼ』

【京都市】並んででも食べたい。伏見の酒蔵を改装したお店で、格安で味わえる『焼き鳥』ランチ。