実はこだわりが強い子の5つの特徴【現役教師が解説!】
ある図工の時間に、ある子が自分の絵を描いていたんです。でも、空の色を塗るのに30分もかかってしまって。「そろそろ次に進もうか」と声をかけても、「でも、まだ完璧じゃないんです」と真剣な顔で答えるんです。その姿を見て、ハッとさせられました。
皆さん、周りにこんな子いませんか? 自分の興味のあることに没頭したり、物事への強いこだわりを持っている子。そんな「こだわりが強い子」の特徴って、気になりませんか?
今日は、こだわりが強い子の特徴について、私の教師としての経験を交えながら解説します。これを知ることで、子どもたちの個性豊かな一面に気づくきっかけになればいいなと思います。
こだわりの強い子の5つの特徴
1. 集中力が高い
興味のあることに長時間集中できます。例えば、休み時間に恐竜の本を読み始めると、チャイムが鳴っても気づかないくらい夢中になる子がいるんです。その集中力には感心させられますね。
2. 細部にまでこだわる
小さな違いや変化にも敏感で、完璧を求める傾向があります。工作の時間に、のりのはみ出しを気にして何度も貼り直す子がいました。「ちょっとくらいいいんじゃない?」と思っても、その子にとっては大事なことなんですよね。
3. ルーティンを大切にする
決まった順序や方法を好み、変更を苦手とすることがあります。朝の会で、必ず同じ順番で持ち物を確認する子がいるんです。順番が変わると落ち着かない様子を見せるんですよ。
4. 特定の分野に詳しい
興味のある分野については驚くほど豊富な知識を持っています。虫が大好きな子がいて、図鑑に載っていないような珍しい虫の名前まで知っているんです。その博識ぶりには、私もびっくりさせられます。
5. 感覚過敏がある場合も
音や触感、味などに敏感で、苦手なものへの反応が強いことがあります。給食の時、食材が混ざることを極端に嫌がる子がいました。「カレーとごはんは別々じゃないと食べられない」って言うんです。
まとめ
こだわりが強い子の特徴として、高い集中力、細部へのこだわり、ルーティンの重視、特定分野への詳しさ、そして感覚の敏感さについて解説しました。
これらの特徴を知ることで、子どもたちの行動の意味が少し見えてくるかもしれません。でも、ここで一つ大切なことを覚えておいてください。こだわりが強いことは、決して悪いことではないんです。
大切なのは、こだわりを否定せず、その子の個性として受け止めること。そして、そのこだわりがその子の長所になるよう、うまく導いていくことです。例えば、細部にこだわる子は、将来素晴らしいデザイナーや技術者になるかもしれません。
ちょこっとアドバイス
大切なのは、そのこだわりと上手に付き合い、それを活かす方法を一緒に見つけていくこと。皆さんも、周りの子どもたちのこだわりに、新たな魅力を発見できるかもしれませんよ。
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