継投ノーヒッターに名を連ねる43投手中、5人は単独でもノーヒッター達成
これまでに13度達成された継投ノーヒッターには、1917年のベーブ・ルースから今年のフェリックス・ペーニャ(ロサンゼルス・エンジェルス)まで、計43人の投手が名を連ねる。
複数の継投ノーヒッターで投げた投手は、一人もいない。ただ、43人中5人は、単独でもノーヒッターを達成している。
彼らのうち4人は、継投ノーヒッターの試合でも先発として投げたが、マイク・ウィットは違った。マーク・ラングストンからマウンドを引き継ぎ、2イニングを投げた。ちなみに、単独ノーヒッターも継投ノーヒッターの2イニングも、ウィットはパーフェクトだった。後者は、ウィットが登板する前に、ラングストンが4人を歩かせた。
5人目のコール・ハメルズ(現シカゴ・カブス)は、快挙まであと3イニングのところで降板した雪辱を果たすかのように、継投ノーヒッターの翌年に単独ノーヒッターを達成した。
継投ノーヒッターの試合で、ハメルズは7回表に代打を送られた。この時点のスコアは2対0。ハメルズは5四球を与え、108球を投げていた。単独ノーヒッターの試合は、6回裏が終わって3対0、与四球2、85球だった。その後、ハメルズは誰も出塁させず、計129球を投げた。
2002年のドラフトで全体17位指名を受けて入団以来、ハメルズはフィラデルフィア・フィリーズに在籍していたが、単独ノーヒッターがフィリーズでは最後の登板――少なくとも現時点においては――となった。この6日後、ハメルズはトレードにより、テキサス・レンジャーズへ移籍した。
なお、最新の継投ノーヒッターについては、こちらで書いた。