「緊急捕手」に出番が巡ってくる。捕手が2人とも退場し、二塁手がマスクをかぶる
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5月7日、ジョシュ・バンミーター(ピッツバーグ・パイレーツ)は、「6番・二塁」として先発出場し、8回裏から捕手を務めた。
メジャーリーグ4年目のバンミーターは、二塁の他に、レフトとライト、三塁と一塁も守ったことがある。マイナーリーグ時代には、遊撃も経験している。だが、マスクをかぶったことはなかった。
以前から、エマージェンシー・キャッチャー(緊急捕手)と目されていたとはいえ、先月、トリビューン-レビュー・スポーツのケビン・ゴーマンが発表した記事のなかで、「最後に捕手を務めたのはいつ?」という問いに、バンミーターは「14歳か15歳の時かな」と答えている。現在の年齢は27歳だ。
この試合でマスクをかぶっていた、正捕手のロベルト・ペレスは、8回表の走塁で左の太腿裏を痛め、代走と交代した。控え捕手のアンドルー・ナップは、試合には出場していなかったが、6回裏のシンシナティ・レッズの攻撃中、チェック・スウィング(ハーフ・スウィング)の判定に対し、ダグアウトから何かを叫び、退場を宣告された。
バンミーターは、ペレスとナップからギアやミットを借り、ホームプレートの後ろに位置した。捕手を務めたのは8回裏のみだが、このイニングは長かった。11人が打席に立ち、投手は途中で交代した。バンミーターのマスクを直撃したファウルもあった。
これらのことが起きたのは、ダブルヘッダーの1試合目だ。これを書いている時点で、2試合目は2回裏の途中。ナップがマスクをかぶっている。バンミーターは出場していないが、2試合続けて捕手出場の可能性もある。
ちなみに、昨シーズンは、テイラー・ウォード(ロサンゼルス・エンジェルス)が、緊急捕手としてマスクをかぶった(他にもいたかもしれない)。それについては、「大谷翔平は好投も、最後は6点差の大敗。緊急時の捕手が起用され、投手が外野を守り、別の投手は代打出場」で書いた。