直前となったIBFウエルター級暫定王座決定戦
今週末ゴングが鳴るIBFウエルター級暫定王者決定戦。4位のカレン・チュハジアン戦を控えたジャロン・エニスが先日、地元であるフィラデルフィアで練習を公開した。
その際にエニスが語った内容をご紹介しよう。
21勝(11KO)1敗のチュハジアンを迎え撃つ、エニスは言った。
「相手の映像は見ていないが、我がチームのメンバーは目にした。彼を攻略するプランを練っているよ。
フィラデルフィアから(会場となる)D.C.に来てくれるファンがいることに興奮している。数時間の距離だし、彼らの声が聞こえてくるんじゃないか。
どこで戦うかは関係ない。これまでと同じようにハードなトレーニングを続ける。毎試合、世界タイトルマッチだと思って準備するよ。
俺はマイク・タイソンの画像をたくさん見てきた。彼は多くのパンチを組み合わせてコンビネーションを打っている。トリプル、ダブル、同じ腕でのパンチ、そしてノックアウトの数々。彼は後半まで縺れることを予期していない。このキャンプでは、そんなタイソンをよく見ているんだ。
俺は一年中、休みなくトレーニングをしている。もちろん、休息もとるよ。でも、それは試合に影響しないさ。食事もしっかり摂っているし、体重も一定で、すべてが順調だ。最後の休みはクリスマスだったけれど、それは日曜日をオフとしているから。もし今年のクリスマスが土曜日だったら、トレーニングしていたよ。
エロール・スペンス・ジュニアと、いずれ戦うような気がしている。暫定王座を獲得して、次はエロール戦というつもりでいるんだ。実現出来るだろう。
自分はいつか154パウンドのスーパーウエルター級に上げる。俺は実力者だし、154パウンドでも147パウンドでも戦うよ」
目下、29戦全勝27KOのIBFウエルター級1位であるエニスは、勝てば確かにIBF同級タイトルを保持するスペンスとのファイトに近付けそうだ。そのスペンスはWBAとWBCも合わせ持つ3冠チャンプだ。エニスはチャンスを掴めるか。