「ヤツに3階級制覇なんかさせるか!」WBCスーパーフェザー級1位の勝利宣言
2日後に迫ったWBCスーパーフェザー級タイトル空位決定戦、レイ・バルガスvs.オシャキー・フォスター。昨日はバルガスにスポットライトを当てたので、今回は
フォスターの言葉を紹介したい。
https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20230210-00336211
現地時間9日に行われた記者会見で、同級1位のフォスターは語った。
「今回のファイトは俺の故郷で開催される。つまり深い意味を持っている。この気持ちをどう説明すればいいか分からないが、準備万端であることは間違いない。
バルガスは主役のつもりでいるようだが。そんな"ショー"をぶち壊す。ヤツはファンを味方につけるだろうが、夜が明けるころには、俺の本当の実力を世界が知ることになるさ」
目下、19勝(11KO)2敗のトップコンテンダーは続けた。
「試合に負けても自信がなくなったことはない。俺は、もっと集中して目の前の事に取り組むべきだった。自分は最も才能のあるファイターの一人だと信じている。それを示さねば。
バルガスは色々言うが、俺はマーク・マグザヨやヤツが戦ったどの選手とも違うんだ。強さもスピードも比較にならない。そこを理解しなきゃな。ヤツは俺の力を思い知るだろう。1ラウンドであろうと12ラウンドであろうと殴られっぱなしになるさ。
バルガスは少し神経質になっているようだな。俺のスタンスについて触れていたが、ヤツがどういう戦いをしようが不安など無い。自分の良さを分かっているから、実力を発揮するだけさ。このファイトに勝った後は王座統一を目指したいね。その前にバルガスをフェザー級に戻してやる。
ファンには俺のスピード、強さ、IQ、そして火花が散る戦いをお見せする。自分の存在を世界中にアピールするよ」
キャンプ終盤、フォスターは次のように話していた。
「調整は、とても上手くいっている。今までで最高だ。俺との試合を決めたバルガスに感謝したい。
すべての出来事には理由がある。何度か挫折を味わったが、集中力を高め、人生の悪いエネルギーを取り除いた。自分は、より良いファイターになるために、周囲から自分を切り離した。5年前に地元を離れ、家族に会う時だけ故郷に戻っている。やるべきことをこなすだけだ」
本人の言葉通り、興行の主役はバルガスであり、彼が3階級制覇を成し遂げるか否かに注目が集まっている。ただ、ここでフォスターが勝利すれば、一気に名が売れる。そう、トーマス・ハーンズをKOした時の、アイラン・バークレーのように…。
過去にスーパーライト級でリングに上がったこともあるフォスターは、下のクラスの選手に負けたくないだろう。果たして、意地を見せられるか。