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途中出場の控え捕手が3度走者を刺し、サヨナラ弾も放って延長戦を制す<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
延長12回裏、サヨナラ弾を放ったチョン・ボムモ(写真:NCダイノス)

7日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャンウォンNCパークで行われたNCダイノス対サムスンライオンズは1-1で延長戦に突入。12回裏にNCがサヨナラソロホームランで勝利を手にしました。

決勝アーチを放ったのは9回からマスクを被ったチョン・ボムモ捕手。プロ14年目、今季22試合目の出場だったチョン・ボムモ捕手はこの日、9回の守りで飛び出した二塁走者を送球で刺し、延長10、12回にもそれぞれ盗塁を阻止してサムスンの再三の得点チャンスを封じました。

そして12回裏1死、打席に入ったチョン・ボムモ選手は左中間へ2号サヨナラホームラン。NCは劇的な勝利で連敗を3で止め、5位に浮上しました。

NCは正捕手のヤン・ウィジ選手が左内腹斜筋の炎症で先月から離脱している中、控えのチョン・ボムモ捕手の大活躍で貴重な勝利を手にしています。

◆「KIAとサムスンが同率7位に」

7日はKTとNCの順位が入れ替わった他に、KIAが勝ってサムスンが敗れたため、両チームが同率7位で並びました。

◇8月7日(水)の結果

・トゥサン 5- 7 ハンファ(チャムシル)

 勝:パク サンウォン

 敗:イ ヒョンボム

・SK 5- 2 KT(インチョン)

 勝:ムン スンウォン

 敗:キム ミン

・KIA 10- 5 LG(クァンジュ)

 勝:キム ギフン

 敗:リュ ジェグク

・ロッテ 4- 16 キウム(ウルサン)

 勝:キム ソンギ

 敗:ダイクゾーン

・NC 2- 1 サムスン(チャンウォン)

 勝:カン ユング

 敗:チェ ジグァン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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