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マジでスーパースター 20歳内野手が安打、二塁打、三塁打の後の一発でサイクル達成<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サイクルヒットを達成したキム・ドヨン(写真:KIAタイガース/初報から差し替え)

23日のKBOリーグは1試合が雨で中止。4試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

KIAタイガース-NCダイノス(クァンジュ)はKIAの3番キム・ドヨンが大記録を達成した。キム・ドヨンは1打席目にショートへの内野安打で出塁すると、3回裏の2打席目は右中間に二塁打を放った。

5回の3打席目は左中間への当たりが三塁打になると、キム・ドヨンはサイクルヒットにリーチをかけて6回の4打席目に入った。

1死一塁の場面でキム・ドヨンはカウント2-2、5球目のスライダーをとらえると打球はレフトへ。この一打が25号2ランとなってキム・ドヨンはリーグ史上31度目のサイクルヒットを達成した。

4打席での安打、二塁打、三塁打、本塁打の順でのサイクルヒット達成は史上初となった。

試合は8-1でKIAが勝利し、先発のヤン・ヒョンジョンが完投で7勝目(3敗)を挙げた。首位のKIAは連勝を7に伸ばした。

映像:キム・ドヨンのサイクルヒット(KBO公式YouTubeチャンネル)

◆「20歳のスーパースター」

サイクルヒットを達成したキム・ドヨンはプロ3年目の20歳。ここまで打率3割5分4厘、71打点、ホームラン25本はリーグ2位、盗塁も29個マークしている。チームの先輩、地元出身のイ・ジョンボム元選手を思わせるスター性を発揮している人気選手だ。

◇7月23日(火)の結果

・トゥサン 6 - 3 キウム(チャムシル)

 勝:チェ ジュンホ

 敗:デ・ヘスス

・KT 中 止 SSG スウォン

・ハンファ 6 - 5 サムスン(テジョン)

 勝:ハン スンヒョク

 敗:キム ジェユン

・KIA 8 - 1 NC(クァンジュ)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:カスタノ

・ロッテ 1 - 2 LG(プサン)

 勝:ユ ヨンチャン

 敗:キム ウォンジュン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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