スマホと手帳の違いを理解しよう その1 構造編 手帳はノートに時間軸をプラスした紙の記録媒体
手帳を使いたい。でもスマホとどこが違うのか分からない。面倒ください。続かないともききます。じゃあどうすれば?
答えは簡単です。手帳についてよく知ることです。そのためにはこの記事をぜひ読んでください。
こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家の館神龍彦です。
今回から数回にわたって、手帳とスマートフォンの違いについて解説していこうと思います。
第1回の今回は、そもそも手帳とはなにかについて、スマホの各種アプリとの比較をしながら、説明しようと思います。
そもそも手帳ってなに?
まずそもそもの説明からしていきましょう。
手帳とはなにか。一言で言えば、手帳とは、ノートに時間軸をプラスしたものです。
ノートは、紙の記入面が冊子状に綴じられた記録用ツールです。
つまり、手帳は紙の記録面上に、時間軸を印刷した記録用ツールです。
このことによって以下の特徴を獲得しています。
時間と関係する各種利用目的と親和性が高い
たとえば、予定管理やタスク管理、時間と関係のある備忘録などがそれです。
同時に記録ツールとしても利用可能です。例えば、仕事の開始時間と終了時間を記録する。またそこから、処理時間を計算、記録可能です。
あるいは、日記にも利用できます。日付のある記入欄に記録するだけで、日記にもなるわけです。
時間ごとになにをやっていたかのライフログも記録できます。
要するに、時間軸がある冊子状の紙の記録ツールが手帳なのです。
以上の利用目的はいずれも例です。このいくつかまたはすべてのために一冊の手帳を利用することもできます。
そして、各種の利用目的は、ユーザーが定義さえすれば自由に使うことが出来ます。 これが手帳なのです。
スマートフォンは利用目的=アプリ
スマートフォンの場合は、ほとんどの場合、利用目的=アプリです。
利用目的を切り替えるにはアプリを切り替える必要があります(一部の手帳アプリでは、予定とタスク、日記などの機能をカバーするものもありますが)。
そして、一つの面に、複数の利用目的のための情報を記入し、同時に閲覧・記入・利用できるのが手帳なのです。
念のために言えば、記録媒体としてどちらが優れているとは断言できないと考えています。特定個人にとって、部分的にどちらかが優れていることはあり得ます。ただ、その考えがどれだけ普遍性を持ち得るかは疑問なところです。
これが、手帳の記録媒体としての特性です。次回以降にも、手帳とスマホの違いを考察したいと思います。
こちらもご参考まで
スマホと手帳どこがどう違うの?それぞれの特徴からメリット・デメリットを考えた その0:大前提編