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【ワールドうぉっち】アルアインのFCWC決勝進出を支えた塩谷司「1つ移籍した成果を出せた」

河治良幸スポーツジャーナリスト
(写真:ロイター/アフロ)

準決勝の1試合目は開催国代表のアルアインが南米王者リーベルプレートと2−2で引き分け、PK戦を制したアルアインが22日にアブダビで行われる決勝に進出した。

試合はCKからスウェーデン代表FWベリが押し込んでアルアインが先制するが、リーベルもボレの連続ゴールで逆転。しかし、後半6分に左サイドで塩谷司のパスを受けたカイオがディフェンスを右にかわし、鮮やかなシュートを決めて同点に追いつきました。

終盤に逆転ゴールを狙いに行くアルアインの中でも塩谷の力強く粘り強いディフェンスがリーベルの右からの攻撃の芽を摘み、同時にカイオを常に攻め残らせることで攻撃にも効果を生んでいました。結局、延長まで戦って決着がつかずPK戦で勝負は決まりましたが、決勝進出に大きく貢献したと言えるでしょう。

その塩谷司に話を聞きました('''完全版【KAWAJIうぉっち】'''より一部抜粋)。

--いやあ、すごい試合でしたね。

「ホームというのは違うのかな。独特の雰囲気。アウェーのサポーターもたくさん来てますけど、やっぱりサポーターの力は大きかったですね」

ーーアシストはカイオにうまく出して、カイオの個人技もありますけど

「そうですね。アシストって言うよりもカイオの個人技でしょ、あれは(笑)。やっぱりあそこで仕事をする力は持っているので、ボールを持ったらゴール前ですごくいいものを持ってる選手なので、パスどうこうより決めたカイオを褒めるべきだと思います」

--サンフレッチェ広島では0−0で行きながら終盤に点を取られて負けたけど、今回はリーベルの壁を越えた。

「そうですね。あの時すごく悔しい思いをしたので、こうやってリベンジする機会をもらってリベンジできたことは自信にもなりますし、移籍したことが正解だったかどうかは・・・1つ移籍した成果、いい結果なんじゃないかなと」

--レアル・マドリーか鹿島か、どっちが来るか分からないですけど、どっちにしても素晴らしい相手ですね。

「どっちにしても僕からしたら贅沢ですよ。まあでもどっちが来ても、あと1つ勝てば、やっぱりチャンスだと思うので、何が起こるか分からない一発勝負なので、チャンスはあると思うので、ここまで来たらもう1つ勝って優勝したいと思います」

スポーツジャーナリスト

タグマのウェブマガジン【サッカーの羅針盤】 https://www.targma.jp/kawaji/ を運営。 『エル・ゴラッソ』の創刊に携わり、現在は日本代表を担当。セガのサッカーゲーム『WCCF』選手カードデータを製作協力。著書は『ジャイアントキリングはキセキじゃない』(東邦出版)『勝負のスイッチ』(白夜書房)、『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』(ソル・メディア)『解説者のコトバを知れば サッカーの観かたが解る』(内外出版社)など。プレー分析を軸にワールドサッカーの潮流を見守る。NHK『ミラクルボディー』の「スペイン代表 世界最強の”天才脳”」監修。

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