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ホルムアルデヒドは洗濯で落とせる!着用前の洗濯で服をもっと安全・綺麗に楽しもう【服の有害物質対策】

平島利恵洗濯研究家
着用前には洗濯をする習慣を!

洗濯研究家の平島利恵です。最近、衣類から検出される有害物質がニュースになっていますが、購入した服は洗濯してから着用していますか?
皮膚刺激性があるホルムアルデヒドは、洗濯をすればほとんど取り除くことができるんです。

ホルムアルデヒドは何に使われる?

防縮・防シワなどの目的で使用されます。無色透明の気体で、刺激臭があるのが特徴です。赤ちゃん向けの衣類や下着類等にはホルムアルデヒドの溶出量が規制されていますが、基準値以下だからといって、必ずしもゼロという訳ではありません

人体への影響は?

皮膚刺激性のある物質で、特に肌の敏感な方、赤ちゃん・お子様は注意が必要です。着用中に刺激やかゆみを感じた場合は、着用をやめましょう。

着用前には必ず洗濯を

ホルムアルデヒドは水に溶けやすいため、残留していたとしても、着用前に洗濯することで落とすことができ、人体への影響も抑えることができます。

衣類には、ホルムアルデヒド以外にも、染色・加工に必要な薬品が残留している可能性もあるため、購入した服は下着からアウターまで、水洗いできるものは洗濯してから着用しましょう。

製造・販売過程の汚れにも注意

衣類は製造の過程で、様々な人の手に触れています。バックヤードから出したものや、ビニールに入っているものであっても、不特定多数の人の手により製造されているため、着用前には洗濯をおすすめします。

新品=清潔」ではない!?買ったばかりの服を着用前に洗濯すべき3つの理由も併せてご覧ください。

買ってきた服を綺麗に洗うには?

シワや型崩れを予防するため、次の3つに注意すると、洗い上がりが大きく変わります。

  • デリケートコースで洗う
  • おしゃれ着用洗剤を使う
  • 衣類量を少なくする

洗濯物のシワを防ぐ3つのコツ」も併せてご覧ください。

洗濯槽のカビにも注意

洗濯槽がカビだらけでは、新品の洋服に汚れをつけることになるため、洗濯槽は必ず定期的に掃除をしておきましょう!

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洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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