NBAネッツの渡邊、サマーリーグ・デビュー戦で8得点、4リバウンド、2ブロックを記録
日本人2人目となるNBA選手を目指している渡邊雄太(ジョージ・ワシントン大学卒)が、ラスベガスで開催されているNBAサマーリーグでデビューを飾り、20分7秒プレーして、8得点、4リバウンド、2アシスト、2ブロックを記録した。試合は渡邊のブルックリン・ネッツがオーランド・マジックに80-86で敗れた。
渡邊はベンチスタートだったが、3分過ぎに先発パワーフォワード(PF)のジェームズ・ウェッブ3世と交代で、“NBAのコート”に足を踏み入れた。
サマーリーグはロースター入りを狙う選手たちのアピールの場なので、あまりパスが回ってこない。1クォーター(Q)は渡邊もボールを持つ機会が少なかったが、ディフェンスで存在感を示した。
昨年のドラフトで1巡目全体6位指名を受け、マジックで27試合プレーしたジョナサン・アイザックとマッチアップ。渡邊は長い手足を使って、アイザックを見事に抑えてみせた。
2Qには今年のドラフトでマジックが1巡目全体6位で指名した身長213センチのビッグマン、モハメッド・バンバのシュートをブロック。マジックの将来を担うと期待されるアイザックとバンバの2選手を相手にして、互角以上に渡り合った。
「落ち着いてプレーできた」と言う後半は3Qにオフェンシブ・リバウンドからレイアップを決めて初得点を上げると、3ポイントシュートも2本続けて沈めて、このクォーターだけで8得点を上げた。
4Q途中には一度ベンチへ下がった渡邊だが、ネッツが追い上げて試合が接戦となるとコートに呼び戻された。先発起用こそされなかったが、試合の結果を左右する終盤にプレーしたのは戦力として認められている証拠。先発した5選手中、渡邊よりもプレータイムが長かったのは2人だけだった。
サマーリーグの2戦目は、現地7日午後4時(日本時間8日午前8時)のオクラホマシティ・サンダー戦となる。