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速報 トップリーグ一部延期決定 コロナ感染拡大防止のため【ラグビー雑記帳】

向風見也ラグビーライター
代表選手の多いチームは連日、大観衆に見守られてプレーしてきた(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 日本ラグビー協会は2月26日、国内トップリーグの第7、8節、合計16試合の開催を延期すると発表した。

 2月24日に発表された新型コロナウイルス感染症対策専門家会議による「この1〜2週間の動向が、国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際である」という見解を受けた。

 同協会のリリースは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から「ご来場のお客様、選手、関係者の健康面と安全面を第一に考慮した結果、3月8日までのリーグ戦の開催を延期することで、感染拡大防止に努めることといたしました」と伝えた。昨秋のワールドカップ日本大会開催に伴う競技認知度の向上に伴い、同リーグの集客数は堅調だった。

 代替試合は第7節を3月21、22日、第8節を5月2、3日で実施するよう調整中で、開催延期試合のチケットは全て払い戻し可能となる。詳細は後日発表される。

 同リーグの瓜生靖治氏は、第6節が開催された22日に「危機感をあおることで社会が混乱すること(側面)もある。こういう状況にもかかわらず見に来てくださっている方の楽しみを奪わないこともリーグの責任」と話し、「厚生省が危険だというのなら対策はしていく」と続けていた。同日15時、同リーグチェアマンの太田治氏が都内で会見予定。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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